退任のギュル大統領、党へ復帰へ
2014年08月11日付 Milliyet 紙

ギュル大統領:退任したのち間違いなく党に復帰する。これは自然な流れである。

8月28日に職務を、昨日おこなわれた大統領選挙で選ばれたレジェプ・タイイプ・エルドアン氏に引き継ぐアブドゥッラー・ギュル大統領は、選挙の翌日重要な発言をおこなった。

ギュル大統領:国民議会議長、首相、参謀司令部、高等司法組織そして国民議会に議席を持つ政党に対して行った別れの挨拶の訪問は、民族主義者行動党 (MHP)への訪問を除いて完了した。ギュル大統領は最初の投票でレジェプ・タイイプ・エルドアン氏が選ばれた昨日の大統領選挙後、最初の送別レセプションを今日大統領官邸で官邸付きの記者らに対して行った。ギュル大統領は8月12日に政府要人に対して、8月19日に市民社会団体に対して大統領官邸にて送別レセプションを行うことを計画している。

大統領職は実質終了したが、任期は8月28日まで公式に続くと述べたギュルは以下のように話した。

■「間違いなく党に復帰する。これは自然なことだ。」

(以下、ギュル大統領の談話)

「大統領としてすべての県を訪問しました。訪れた県でおそらく初めて知事だけではなく、すべての首長を分け隔てなく訪問しました。バトマンで、ディヤルバクルで、エディルネで、チャナッカレで、ウスパルタで…もちろんそれはあらゆる場所を、トルコのもっとも難しい時期に訪問したのです。そして皆さんがトルコに帰属しているということを示しました。当然ながら大統領職は実質終わってしまいました。ですが今月の28日の引き継ぎの日付まで正式には大統領です。職務が終了したのち間違いなく党に復帰しますが、これはもっとも自然なことです。」

■「党大会では党首に立候補するのですか?」

「党大会で党首に立候補するのですか?」という問いかけに対してギュル大統領は「私の大統領としての立場は今も継続しています。ここでやめにしたいと思います。現時点で自然な流れのことを話しました。政府に対して、国民に対してできる限りのことをして尽くしました。この後も間違いなく大統領職についた人は様々な分野で貢献することになるでしょう」という形で返答した。

■政治家の肩書とともに職務についた

エルドアン氏を祝福したギュル大統領は「私もこの職務についた際には間違いなく無所属というわけではありませんでした。私の政治家の肩書は、皆さんご存知でしょう。91年以来皆さんご存知の盟友がいます。私はその後公正発展党(AKP)の最初の種を植えた一人です。その後政党を結成しました。最初の首相になりました。最初の大統領になりました。現在も大きな幸福を感じています。我々の政党は二番目の大統領を選出しました。この間にトルコは大きく変化しました」と述べた。

■「ここの扉を皆さんへ開いた」

ギュル大統領は、「私の政治家としての肩書きが明らかであったために恐らく選挙期間内に皆さんご存知のように大きな困難がありました。民主主義に、司法にふさわしくないことでした。とにかく選挙の決定を下しました、そして国民は、今後大統領がどのように選ばれるのかということを示しました。選挙における過半数の得票はすべてその行われたことに対する反応でした。直接にこれから先は国民が選ぶのが良いと言いました。大きな幸福の中で国民が選びました。皆が投票に行きました。トルコはとても変わりました。もちろん皆さんにとって欠けているもの、もしくは持て余しているものがありま す。これらすべてがトルコ国民を評価することになります。私の大統領の任期中に憲法が私に与えた権限内で政治的なアイデンティティは隅に追いやっていました。全ての政党が平等になるように努めました、お互いを受け入れることができるように努めました。ここの扉をご存知のように、全員に向けて開きました」と話した。

ギュル大統領は「この7年間には得たこと、失ったことがあります。7年間でとても多くのことがありました。私は過去にそれほど固執しません、この先に何が起こるのか見ましょう。忍耐強く問題が乗り越えられるように努めてきました」と述べた。

■大統領には夫人がいるということを国外で理解した

ギュル大統領は「私はどの問題も乗り越えられるように努めました。ハイリュンニサが大統領夫人であるということに大統領官邸ではなくトルコ国外にいるときに理解しました。申し上げましたように過去をあまり振り返ってばかりいられません。これから先に何が起こるのか見なければなりません。未来をより輝かしいものにするために努めなければなりません。さまざまな困難、問題に直面しましたがこれらを忍耐強く乗り越える道も見出しました。アブドッラー・ギュルは大統領になるなというキャンペーンを行った人々であっても彼らが言ったこと、書いたことをあなた方は知っているでしょう。そのような環境を幸せと感じましょう」と述べた。

■エミネ・エルドアン夫人を電話で祝福

ハイリュンニサ・ギュル夫人も昨夜エミネ・エルドアン夫人に電話をかけ祝福した。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:35041 )