ムハッレム・インジェ、CHP党首に立候補宣言
2014年08月18日付 Cumhuriyet 紙

CHPヤロヴァ県議員のムハッレム・インジェ氏は政党における会派副代表職を辞任し、党首立候補の意思を示した。

CHPの大統領選敗北に始まった危機は党を党大会へと導いた。ケマル・クルチダルオール党首の最大のライバルは予想通り、ヤロヴァ県選出議員のムハッレム・インジェ氏となった。トルコ大国民議会において記者会見を開いたインジェ氏は「私がなぜ辞任するかはもちろんご存じのことと存じます。党大会の日付が決定しましたので、党首へ立候補いたします」と述べた。

クルチダルオール党首に対して厳しい表現を連ねたインジェ氏は、「クルチダルオール党首は、以前は党に民主主義をもたらすつもりだと言っていましたが、いまは全て自分でやると言い始めたのです」と述べた。

党大会の会場に関して、党運営を批判したインジェ氏は「CHPの歴史に前例のない、観覧者のいない、威圧的な党大会になることでしょう。国民のいない、映画館のような会場で党大会が開かれることをあなた方同様、知っています。だから立候補したのです」と述べる一方で、彼自身が党首に選ばれた場合の最初の仕事は党則改正になるだろうと話した。
インジェ氏はクルチダルオールCHP党首と電話会見をしたことを明らかにし、また「現職から辞任すると伝えました。メディアの前ではなく、まずあなたにお伝えしたかったのです、と言いました。微妙な雰囲気の話し合いとなりました」と説明した。

■インジェ氏の発言内容

・ゲズィ精神(訳者注;昨年5月にイスタンブルのタクスィムのゲズィ公園再開発をめぐる一連の大規模な反対運動があった)とゲズィの若者精神のダイナミズムを党及び国に反映するべきである。

・CHPは解決策となることや国民の期待となることから遠い存在である。このため私は会派副代表の職を辞職する。

・クルチダルオールは、以前は党に民主主義をもたらすつもりだと言っていましたが、いまは全て自分でやると言い始めた。

・プレ選挙が軽視されていると感じています、これを党大会で実行させることをすでに声高に話しています。今日、党首への信頼を明らかにしている党幹部らは、(党執行部メンバーの)リストが発表された時、私に「君が正しかったようだ」と言わないでいただきたい。

■立候補宣言

もちろん、なぜ私が辞職するのかをご存じのはずです。党大会の日にちが明らかになったので、党首に立候補します。この発表を党でより詳しい形で行えますが、これが会派副代表として最後に議会で行う仕事となるでしょう。より詳しい形での発表は党で行います。

■「私を党首に選んでくださったなら・・・」

この党で私を党首に選んでくだされば、私の最初の仕事として党規約改正を望みます。

1.党は民主的になります。

2.(議員候補者の)15%を決定する権限は用いません。(政党法にある通り)5%を決定する権限を用います。

3.党内の全ての選挙は党員と共に、司法の監視下で行われる。委任投票制ではなく、党員と共にプレ選挙が行われます。

4.全ての立候補者は党員が主体となって決められるため、投票を意欲的に行うことができます。

5.事務局長の権限を新たに強化します。

6.任期後に行われるはじめの2つの選挙において党を第一党にできなかった党首は辞職したとみなします。私が党首になったとしても、またその他の誰が党首になったとしても、選出後の最初の2回の選挙で党を第一党にできなければ辞職である。

■選挙に勝てなければ

選挙に勝つつもりです。もし勝てなくてももちろん諦めません。私は15歳のときからこの政党にいるのですから。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:桑迫静香 )
( 記事ID:35111 )