シリア:「ダーイシュ」が誘拐したアメリカ人ジャーナリストを斬首
2014年08月22日付 al-Watan 紙
■シリアにおいて「ダーイシュ」が誘拐した米国人ジャーナリストを虐殺
【各国通信社】
かつて「ダーイシュ」として知られた「イスラーム国(IS)」のテロリストは、おととい(20日)、シリアで拉致された米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏の斬首を示すビデオクリップを公開した。これは、イラクでの「イスラーム国」に対するアメリカの空襲への報復である。
「米国へのメッセージ」というタイトルで発表されたそのビデオはスティーブン・ストローフという別の名前の米国人ジャーナリストの写真を提示し、戦闘員らはストローフ氏の生命はイラクでの米国の行動次第だと述べた。
ホワイトハウスの国家安全保障会議のキャサリン・ハイディン報道官は、「それが真実の場合、私たちは無実の米国人ジャーナリストが残酷に殺害されたことにがく然しているとともに、彼の家族や友人に心から哀悼の意を表明する」と述べたが、他の政治指導者は、急いでそのビデオに反応した。デビッド・キャメロン英国首相は昨日、ビデオに現れ、イギリスのアクセントで話す覆面の男の身元を特定するための努力を指揮するため、休暇を短縮してロンドンに戻った。
フランスのフランソワ・オーランド大統領は「イスラーム国」の武装勢力に対処するための手段を協議するために国際会議の開催を呼びかけた。フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、安全保障理事会の常任理事国と、アラブ諸国やイランなどその地域の諸国が「イスラーム国」に対する行動で連携することを望んでいると述べた。
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( 翻訳者:渡真利菜々 )
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