ダヴトオール新内閣、予想
2014年08月23日付 Milliyet 紙


エルドアンが大統領、ダヴトオールが首相となる次期内閣では、この両者とともに政権を担う内閣メンバーに注目が集まっている。各大臣には、ヤルチュン・アクドアン氏、ヌマン・クルトゥルムシュ氏、ムスタファ・シェントプ氏、ヌレッティン・ジャニクリ氏らの名前が挙がっている。

アフメト・ダヴトオール外務大臣が新首相の座につくと明らかになり、今度は新内閣に注目が集まっている。大臣と目される人物としては、8月28日に大統領に就任するエルドアン氏の主席顧問でありアンカラ県選出議員のヤルチュン・アクドアン氏や、ヌマン・クルトゥルムシュ、ムスタファ・シェントプ両副党首、ヌレッティン・ジャニクリAKP会派副代表らの名前が挙がっている。

エルドアン氏は、大統領に就任したら新たな体制をつくりあげ、関係者を総動員すると明らかにしている。また、同氏は、新政府でもダヴトオール氏を含め自身に親しい人物で構成することを目論んでいる。ダヴトオール氏の後任としては、メヴリュト・チャヴショールEU担当大臣の名も挙がっている。一方裏では、ダヴトオール新首相の側近であるハカン・フィダンMİT事務次官も次期外務大臣候補と目されている。しかし、この重要な時期にフィダン氏をMİT事務次官から外すのは正解ではないとの見方も出ている。

■ユルドゥルム氏は架け橋的存在

チャヴシュオールEU担当大臣が外務大臣へと配置転換された場合、オメル・チェリキ文化観光大臣がEU担当大臣を後任とすることもささやかれる。
また、長年エルドアン氏の顧問だったチェリキ大臣は、副首相候補としても名前が挙がっている。
副首相候補としてもう一人名前の挙がる人物が、エルドアン氏の主席顧問だったアクドアン氏である。また、同様にエルドアン前首相主席顧問兼、イズミル広域市市長のビナリ・ユルドゥルム氏も新たに入閣が予想されている。ユルドゥルム氏は、入閣しなかったとしても、大統領と政府との間で連携を構築しうる人物であると言われる。
エルドアン氏の側近である党執行部のハルク・イペキ事務局長や、ムスタファ・シェントプ副党首も新法務大臣候補に名を連ねる。また会派副代表のヌレッティン・ジャニクリ氏や、マヒル・ウナル氏は党執行部から入閣しそうな人物に数えられている。
また、このところ、特に経済関係省庁で改編があるだろうとの噂が聞かれていた。
入閣者候補としては、アリ・ババジャン副首相の名が筆頭に挙がっている。ただ最近、舞台裏ではババジャン副首相はこのまま副首相として留まるとの見方もある。ニハト・ゼイベクチ経済大臣とメフメト・シムシェキ財務大臣もこのまま職務を継続しそうだと言われている。また裏では財政コントロール支援の頼みとして、経済担当副党首のヌマン・クルトゥルムシュ氏が副首相として入閣するとも言われている。

■運営方針にも変化

ダヴトオール新内閣が組閣すれば、党運営にも変革がなされると考えられる。ダヴトオール氏は、党大会後、自分の体制をつくりあげるために新たに副党首らを任命するとみられる。アフメト・ダヴトオール新内閣への入閣者ではなく、自身に近しい者達を任命することが予想されている。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:35166 )