シリア:「テロ」との戦いのため地域・国際協力の用意
2014年08月25日付 al-Hayat 紙

■ムアッリム氏:シリアは「テロ」との戦いのための地域協力と国際協力の準備ができている

【ベイルート:本紙】

シリアの副首相で暫定政府外務大臣のワリード・ムアッリム氏は、シリアはテロとの戦いに関する国連安保理決議第2170号を、遅きに失した感があるとはいえ、歓迎すると述べた。

ムアッリム氏は記者会見で次のように語った。「安全保障理事会のテロとの戦いに関する合意はシリアが呼びかけてきたことを確認するものである。シリアはテロの源泉の枯渇や、テロが近隣諸国及びそれを越える国々へ拡散する危険性に関して訴え続けてきた。」

また、同氏はシリアの国営通信「SANA」に向けた声明内でも以下のように述べた。「シリアはテロとの戦いに関して地域的および国際的双方のレベルで協力と調整の準備ができており、シリアの主権と独立を尊重するという枠組みの中で決議2170号を実行するものである。」

ムアッリム氏は「忍耐、包括性、すべての国による取り組みなしにテロとの戦いは実現できない」と述べ、「安保理決議は全ての国が履行すべきもので、テロの扇動と資金供与、テロリストたちの移動に対する便宜供与などを停止しなければいけない」と示した。

ムアッリム大臣は米国人記者のジェームス・フォーリー氏の殺害を最も強い表現で非難し、「われわれは罪のない民間人の殺害を非難するが、われわれは『ダーイシュ』がシリア軍やシリアの民間人に対して行っている虐殺に関する西洋の非難を耳にしたことがあるだろうか。」と付け加えた。

(一部略)


(訳注:翻訳終了後に原文記事が更新されたため、「この記事の原文はこちら」のリンク先にある記事は、訳文と異なる部分があります。この翻訳に対応する原文は「PDF」ならびに「MHT」形式でご覧いただけます。)

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:35177 )