「先生、わかりません!」ダヴトオール演説には辞書が必要
2014年08月27日付 Milliyet 紙
公正発展党(AKP)で本日、ダヴトオール新党首の時代が幕開けした。ダヴトオールは党臨時大会で唯一の党首候補として挙げられ、立候補の申し出に対しまずエルドアン新大統領が署名をした。ダヴトオール首相は1382票を獲得して党首に選出され、無効票は6票だった。しかしダヴトオール党首の演説にて用いられた単語が大きな関心を集めた。皆がインターネット上の辞書や検索エンジンへ駆け込んだのだ…
■「エピステモロジー(epistemology)」はどのような意味?
トルコ言語協会の哲学用語辞典では、エピステモロジーという単語は、『認識の源、自然、真理や限界を検討し、認識に関する問題を考察する哲学分野』として定義されている。ギリシャ語のepisteme(知)とlogos(合理的な言説)から成るエピステモロジーという言葉はまた、「認識論と同義」と定義づけられている。
■件の演説部分
「もし人類史を古代、近代、グローバル化といった段階に分けるならば、はっきり言うことができるが、この国は、この愛すべき土地は、戦略地政学だけでなく文化地政学的にも重要性を持つ土地であり、古い時代のあらゆる精彩を有している。イスラム文明、それ以前のメソポタミア文明やさらに前のヒッタイト、ローマ文明を抱いている。アナトリアと交流を持たなかった文明地帯はない。近代をとっても、この古い文明を有する国は他になく、我々のように近代を迎えた国も二つとない。そして、グローバル化を我々ほど深く肌で感じられるような国は他にない。今、我々は大きく新しい文化的ルネサンスの目前にいる。この新たな文化的開化は、人類が基本的価値観点から実存的かつエピステモロジー的問題に直面している時代において、全人類に普遍的な文明の招集を行うという開化なのである」
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:35200 )