ガザ:人道支援に7,000万ドル
2014年08月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国連世界食糧計画(WFP)、ガザの人道支援実施に7,000万ドル必要と発表

【ガザ:アナトリア通信】

国際連合世界食糧計画(WFP)は、水曜日(27日)、今後3カ月にわたるガザ地区への人道支援の実施継続のために7,000万ドル必要であると発表した。

パレスチナとイスラエルの両者は、火曜日(26日)、エジプトの仲介の下で長期停戦に至った。パレスチナ抵抗組織はその声明の中で、この停戦を「勝利」と、そして「イスラエルとの戦闘での要求の大部分が実現した」と述べ、国際社会と地域関係国もこれを歓迎した。

WFPは水曜(27日)の声明の中で、2007年以来初めて、WFPの人道部隊がエジプトとガザの国境にあるラファ検問所を通ってガザに入ることに成功し、約15万人に5日間提供するのに十分な食糧を運んだと述べた。また、今後数日のうちに別の部隊もラファ検問所を通ってガザに向かうことが予想されていると付け加えた。

パレスチナと国連の統計によれば、イスラエルとの戦闘で約50万人の避難民が残っており、そのうち30万人は現在、ガザにある85の学校に留まっている。

また、WFPのムハンマド・ディヤーブ中東・北アフリカ・中央アジア・東ヨーロッパ地区担当官は、次のように述べた。「今回の戦闘で傷ついた住民たちの需要増加に応えるための人道的物資の搬入継続を確保するために、ラファ検問所を含めたさまざまなルートでわれわれがガザへ到達することは極めて重要である。われわれはエジプト政府がラファ検問所を開き、エジプトでWFPが食糧物資を購入することを許可したことに大変感謝している」

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:土屋実咲 )
( 記事ID:35202 )