CHP、エルドアン大統領宣誓式をボイコット
2014年08月28日付 Cumhuriyet 紙


CHP(共和人民党)のエンギン・アルタイ会派副代表は、TBMM(トルコ大国民議会)ジェミル・チチェキ議長が発言を認めないことを批判して、TBMMの内規が記された冊子を投げつけながら、近くのCHP議員たちと共に総会を去った。

第12代大統領に選出されたレジェプ・タイイプ・エルドアン氏が、議会の歓迎式典後、臨時総会に入る前に、CHPのエンギン・アルタイ会派副代表が、 TBMMのジェミル・チチェキ議長へ手続きの観点から反対があることを述べて発言を求めた。チチェキ議長がこれを認めなかったため、手に持っていた議会の内規が記された冊子を投げつけながら、一緒にいたCHP党員らと議会総会を後にした。CHP党員が退出した後、エルドアン氏は総会の議場へ起立の拍手を受けながら入場した。
エルドアン氏は、大統領の任命状を、TBMMのジェミル・チチェキ議長から受け取った。チチェキ議長は任命状を渡す時に行ったスピーチで、「大統領選挙の結果を、高等選挙委員会が公式文書で私たちに伝えた。私たちの国家、民主主義のために幸運を祈ります」と話した。
任命状を渡された後演壇に登ったエルドアン氏は、大統領宣誓をした。憲法103条にある宣誓の言葉は以下の通りである:「大統領の資格において、国家の存在と独立、祖国と国民の非分離の一体性、国民の不文律で無条件の主権を守ること、憲法、法の優位、民主主義、アタテュルクの原則と革命、そして世俗的な共和国の原則に準ずること、国民の平和と繁栄、国民の団結、正義への理解の中で、皆が人権、基本的な自由を享受しうるとの理想を持ち続けること、トルコ共和国の尊厳と名誉を守り高めること、私に与えられた職務を公平に遂行するために全力を尽くすことを、偉大なトルコ国民と歴史を前に、私の名誉と尊厳にかけて誓います。」

■101の回祝砲がはなたれた

エルドアン新大統領の任命状の授与と宣誓式へAKP(公正発展党)の議員の他にMHP(民主主義者行動党)のデヴレト・バフチェリ党首とMHP議員、HDPのセラ八ッティン・デミルタシュ議員、ペルヴィン・ブルダン議員らも出席した。エルドアン新大統領の宣誓式の後、総会の議場にいた大統領府シンフォニー・オーケストラによって国歌が演奏された。国歌の演奏とともに、大統領旗がTBMMに掲げられた。同時に公用車に旗が飾られ、アンカラや軍の基地で101回の祝砲がはなたれた。
エルドアン新大統領は、議会での式典の後にアタテュルク廟へ向かった。

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( 翻訳者:四村美里 )
( 記事ID:35212 )