参謀総長、クルド問題の指針について知らされていない
2014年08月31日付 Zaman 紙


大統領官邸での8月30日の歓迎会に参加した参謀総長ネジュデト・オゼルは、[クルド]解決のプロセスに関する重要な発表を行った。

解決のプロセスのロードマップを知らず、その策定に関しては携わっていないことを特に強調した。超えてはいけない一線は、国の一体性であると述べた。 歓迎会で、新聞記者たちの質問に答えた参謀総長オゼルは、超えてはいけない一線を越えたならば、するべきことをするし、言うべきことを言う。30年間、この闘いを私たちが進めてきた。政府には政策があり、その政策を進めている。私たちは、解決のプロセスに関するロードマップを知らない。私たちはその策定に携わっていない。副首相ベシル・アタライは、ロードマップの中身が公的機関に通知されると話していた。しかし、私たちのところには、 何一つ送られてこない。ロードマップを目にしていれば、私たちも意見を述べていた。彼らは、「母親が涙しないように」と述べている。私たちも同じことを言っている」と話した。新聞記者がトルコ軍の超えてはいけない一線は変わったのかという質問に「ニュアンスとしては変更がある」と答えた。

■書面に基づかない手続きはやめよう

オゼル参謀総長は、「統治の並行構造」に関する主張について、トルコ軍は情報と書面を通じて活動していると強調した。法律の優越について強調したオゼル参謀長は、 次のように話した。

「トルコ軍は、手元にある知識と書類にしたがって働いている。国家諜報機構と警察に資料を要求した。しかし、私たちに今まで知識と資料も来なかった。署名のない告発状によって仕事の手続きは開始しない。トルコ軍は、法の優越を信じており、これにのっとって必要なことをする。」

高等軍事評議会前に国家諜報機関が軍に「もう一つの権力側の将軍」リストを渡した。トルコ軍の、「法律に基づかない手続きはしない」との発言が世論に反映した。トルコ軍はさらにこのプロセスにおいて、政府に近いメディアが掲載した「もう一つの権力の一掃」というニュースにも反感を示した。参謀総長は、兵役の金納制問題について自分たちはいかなる作業もしていないと述べた。最高裁判所の9月1日の司法年開始セレモニーに参加するかどうかという質問にも答えた参謀総長のオゼルは、その日はイスタンブルに行くが、夕方に行われる歓迎会には参加する予定であると述べた。バルヨズ裁判での釈放についても論評したオゼルは、「憲法裁判所は決定を下した。同僚は自由となった。 私にとって重要であったのは、彼らの解放であった。現在、私はとても安堵しているが、法廷から判決は出ていない。もし無罪ならば、さらに幸せになるだろう。 現在、私たちの願いは、無罪放免でり、事件の終了である」と述べた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:35237 )