シリア・イラク:「イスラーム国」が二人目の米国人記者を殺害、次は英国人記者か
2014年09月03日付 al-Hayat 紙


■「ダーイシュ」が米国人記者を殺害、英国人記者も殺害すると脅迫

【ワシントン、ロンドン、ベイルート、スバ(フィジー):本紙、AFP】

「イスラーム国」(ダーイシュ、IS)は昨日(2日)、米国人記者スティーブン・ソトロフ氏殺害するという脅迫を実行に移した。この数日前には、アメリカの戦闘機がイラクにある同組織の拠点を空爆したことに対抗して、彼の同僚であったジェイムズ・フォーリーが殺害された。また、ジハーディストのウェブサイトを監視する米監視団体「SITE Intelligence Group」が伝えたところによると、アブー・バクル・バグダーディーを指導者とする「カリフ国家」は、ソトロフ記者殺害映像を公開した。「アメリカへの第二のメッセージ」と題されたこの映像には、ソトロフ記者(31歳)がオレンジ色の服を着て跪き、彼の隣にナイフを持った覆面の戦闘員がいる姿が映されていた。この戦闘員はまた、英国人記者のデイビッド・ヘインズ氏も殺害すると脅迫した。

イスラーム国は数日前、英国風のアクセントで話す何者かの手によって、フォーリー記者が殺害される映像を公開した。映像の中で話しているその人物は、もしバラク・オバマ米大統領がイラクに対する空爆を止めなかった場合、ソトロフ氏を殺害すると脅迫したが、米政府はその条件に応じなかった。ホワイトハウスは昨晩、ソトロフ氏の処刑映像が真実であるか否かは確認できていないと伝えた。情報によると、ソトロフ氏の母親は、バグダーディー氏に対し息子の命を奪わないで欲しいと懇願していた。また、英国のデイビッド・キャメロン首相はソトロフ氏殺害の犯罪行為を非難した。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:飯塚遥奈 )
( 記事ID:35251 )