イラン車という名の中国車(3)―「低品質な中国車組立は有害」
2014年09月04日付 Jam-e Jam 紙
同様の記事を報じたニュースサイト(http://www.darichekhabar.ir/News.aspx?ID=25582) より
【ジャーメジャム・オンライン】イラン自動車産業の専門家モスタファー・ママガーニー氏は次のように述べた。
中国車は十分な品質基準を満たしていないため、安く組み立てられるというのは、事実である。この問題は、多くの中国車に当てはまる。例えば、一時市場に出回った中国のバンは[エンジン・トランスミッション等の]パワートレインに問題があり、燃費が14リットル〔/100km = 約7.1km/L〕にまで達していたと記憶している。中国トラックのHowo〔シノトラック社〕が引き起こし、多くの同胞の命を奪った悲惨な事故は、未だ記憶に新しい。
ママガーニー氏は次のように付け加えた。
乗用車についても事情は同じである。中国車は少なくとも二年間使用すると、品質が低下するからである。そのため、私は専門家として、高い利益が出て安く上がる中国車のモンタージュ生産は消費者にとっては有害であると、イランの自動車製造者らに忠告する。
また、自動車産業の同専門家は、「2012年にサウジアラビア、イラク、ロシアに次いでイランは、中国ブランドで生産された自動車の第四の輸出先となった」と述べた。
さらに、ママガーニー氏は次のように説明した。
この年、サウジアラビアは世界最大数におよぶ中国車14万9800台を購入した。イラクは9万台、ロシアは8万9700台を購入して、それぞれ世界第二位と第三位を占めた。
また、同氏は次のように指摘した。
2014年(今年)、イランでは7万7800台の中国車が市場に出回ったが、もちろんそのほとんどは中国ブランドでイラン国内の工場でモンタージュ生産されたものである。
同氏はまた次のように付け加えた。
中国車の輸入に関する新たな統計は、いかなる形のものも発表されていない。しかし現在のやり方が続くと、イランの自動車メーカーが中国メーカーのモンタージュ製造業者となるであろうことは明らかである。もし我々がモンタージュ生産者になりたいなら、世界的の高品質で有名なブランドのモンタージュ生産者となるほうがよほど望ましいはずである。
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( 翻訳者:アナヒト[弐] )
( 記事ID:35271 )