CHP臨時党大会、クルチダルオール党首再選
2014年09月05日付 Milliyet 紙


共和人民党(CHP)の第18回臨時党大会において、現職のケマル・クルチダルオール党首が再選された。クルチダルオール氏は(ライバルのムハッレム・インジェ氏が)415票獲得したのに対し、740票を集め議席を守った。177名の議員がインジェ氏への支持を表明していたため、インジェ氏は獲得票数に驚きを示した。

ケマル・クルチダルオール氏は、このようにして3度目のCHP党首に選ばれた。しかしムハッレム・インジェ氏が獲得した票数は波紋を呼んだ。なぜならCHPの党中央本部では、クルチダルオール氏が900票以上を獲得するだろうと思われていたからだ。彼は944名のCHP党員の支持を得て、立候補した。だがこの結果によると、クルチダルオール氏党首とすることに支持を表明した議員らのうち、204名はムハッレム・インジェ氏に投票した。

選挙結果の発表の後、CHPは大きな驚きに包まれた。インジェ氏がこれ程までに力を強めているとは、誰も予想することが出来なかったのである。明日(9月6日)に行われる予定の党議会選挙では、インジェ氏側のメンバーが[党首が提示する議会メンバーの]候補者名簿を突き破ることは間違いないと思われる。

選挙結果が明らかになった後、「この投票数は正しいのか?」との疑いが強まった。CHPでは来期、党内でインジェ氏のグループとクルチダルオール氏の間で駆け引きが生じることが予想される。

■サルギュル氏とは関係なし

ムスタファ・サルギュル氏(イスタンブル県シシュリ市市長を務めた人物で、クルチダルオール氏と親交が深いとされる)のサロン入場が関心を引かなかったことが注目を集めた。デニズ・バイカル元党首も特に歓声に包まれることはなかった。

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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:35275 )