ダヴトオール首相、イズミト湾架橋工事を視察
2014年09月14日付 Radikal 紙


アフメト・ダヴトオール首相は、ディロヴァス視察の予定を変更し、イスタンブル・イズミル間の自動車による旅程を3時間半に短縮するゲブゼ・オルハンガーズィ・イズミル自動車道のもっとも重要な通過地点であるイズミト湾横断橋の最新の状況を視察した。首相を待っていたコジャエリの式典の参加者らは、船で湾に作られる橋の建設作業を視察した。

アフメト・ダヴトオール首相は、リュトフィ・エルヴァン交通海事通信相とユーラシアトンネル建設現場の視察を行った。

ダヴトオール首相は、正午ごろギョクチュルクの自宅を出発し、ドルマバフチェの首相官邸執務室に入った。

ダヴトオール首相はしばらくして官邸を離れ、視察を行うためユーラシアトンネルの建設現場に向かった。

ダヴトオール首相はエルヴァン交通海事通信相と同省職員らから工事についての説明を受けた後、工事が続いている地下に降りた。

ダヴトオール首相は関係者用の車でトンネルに入り、視察を行った。

ダヴトオール首相は、ユーラシアトンネル建設現場(イスタンブル・ボスフォラス自動車道トンネル入口)の視察を行った後会見を行い、イスタンブルとトルコにとってのみではなく世界にとっても歴史的な重要性を持つプロジェクトを直接見ることができ光栄だと述べた。

ダヴトオール首相は、このプロジェクトは本当に歴史的なプロジェクトだと述べ、「8500年の歴史の中でイスタンブルは幾度にもわたって2つの大陸を1つにする夢を、理想を抱いてきた。我々の政権の時代にこの理想は二度実現された。1つめは、清廉であることがその特質と認められた、水のように清廉という意味のメレン・プロジェクトによる北からの経路、2つめはマルマライ鉄道だ。今、3つめが実現されつつある。ユーラシアの通路である。このようにして、2段組で世界の模範となるプロジェクトが実現されつつある」と話した。

ダヴトオール首相は、このプロジェクトが歴史的なものであると同時に人々にとっても重要なものであることを強調し、交通渋滞と付随する環境問題も、これらのプロジェクトによって克服される可能性があると述べた。

■「行きは車、帰りは徒歩」

ダヴトオール首相は、この道路によってカズルチェシュメ・ギョズテペ間の約14.5キロメートルが15分に短縮されると述べ、「イスタンブルの交通渋滞の緩和の他にも、世界規模のプロジェクトだ。トルコのエンジニアリングと建築の歴史と評価の観点からも、見本となるプロジェクトである。前もって帰路は特に歩くことを要望していた。人間の歴史において、おそらくここを歩くことができた者は誰もいなかったからだ。約920メートル。毎日8メートルから10メートル進みながら、トンネルが切り開かれていっている。我々は車で行き、歩いて戻った。その後車でここを通る人々には、我々のような機会はないだろう」と述べた。

ダヴトオール首相は、現在3400メートルのトンネルは、最終的には5400メートルになると述べ、9.2キロメートルの連絡道路とともに素晴らしいプロジェクトとなると話した。

企業担当者からの情報によると、このトンネルはエンジニアリングの観点からも世界初の意義を持つものだと強調して、次のように続けた。これほど深いところで、これほどの圧力の中で、これほどの密度の通路は、途方もないエンジニアリングの成功だ。そのどれもが重要な役割をなすパーツが、全体的なトルコの構造となること、我々が目にしているように腕輪のような形でパーツが進みあらゆるラインで囲まれ一周できるようになることも、トルコの建築部門とトルコのエンジニアリングが到達した地点を示している。我々はこれを誇りに思う。この事業は、4年と少しの期間で完成することが見込まれている。これらの事業は今年1月に始まった。来年6月にはトンネルの現在の区間が完成する予定だ。連絡道路の接続の完了は2017年8月となる計画だが、以前(ヤプ・メルケズィ・ホールディングスの)エルスィン氏やその仲間たちと行った視察で、彼らは3月になると予測し、我々は2016年12月になると予測した。期間の点からは、費用削減の観点からもできるだけ早く、しかし信頼できる形で完成すれば非常に喜ばしい。」

■「快適性と同時に安全も重要」

アフメト・ダヴトオール首相は、トンネルの耐震性についても留意していると述べ、イスタンブルは地震のリスクを持つラインにあると述べた。ダヴトオール首相は、約2400の年間統計データに基づいて、想定される強さの地震が計算され対策が取られていると聞いていると述べ、歩いた区間でも地震対策が取られており、それを嬉しく思っていると話した。

ダヴトオール首相は、安全は快適さと同様に重要だと述べ、「多大な快適性を得ることになるイスタンブル市民とアジアからヨーロッパ、ヨーロッパからアジアに向かうすべての旅行者、またあらゆる人々に対し、安全なプロジェクトであることが重要だ。内部での作業員の安全の観点からも何点か確認する機会となった。作業員らとも話した。これについて対策が取られていることについても感謝している。大統領の主導で実現された結果、彼らにも、このプロジェクトでこれまでに尽力した全同胞にも、改めて感謝を申し上げる」と話した。

ダヴトオール首相は、イスタンブルの別のいくつかのプロジェクトは第三橋と第三空港も繋ぐ予定であると述べ、エキサイティングな日だと述べた。

■「最深地点へ、ともに達成を」

トルコのエンジニアリングが到達したレベルは、財政的・経済的レベルの、このプロジェクトの実現の文脈で獲得した力が、あらゆる種類の見込みに基づいていることを強調し、次のように述べた。

「イスタンブル市民はこれを享受する権利がある。イスタンブルの自然と環境の保全の観点からも多大な貢献をもたらすこのプロジェクトが、金色の署名としてトルコ共和国政府の名の下、歴史に残ることを確信している。この事業が一刻も早く予定している期間内に実現されることを望んでいる。いつか、まずこのトンネルを抜けたあとイスタンブルの皆さんとともに連絡道路を渡り終わると、全く新しい交通網を手にすることになるだろう。交通相自身が進捗に責任をもっている。私も今後しばしばここを訪れるだろう。(長さ)920メートル。おそらくはサプライズの形で1000メートルに達したり、(深さ)106メートルに達したときには知らせてください。それはまた別の歴史的事件になる。106メートルが最も深い地点だ。その深い地点で作業員とともにトルココーヒーを飲もう。それも、一緒に達成しよう。」

ダヴトオール首相は、トルコ企業とともにプロジェクトを実現させる韓国企業の代表にも感謝を述べた。

ダヴトオール首相は、トンネルでの視察の際には、ヘルメットを被り、ベストを着用した。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:35345 )