エジプト:ル・ドリアン仏国防大臣、スィースィー大統領と会談
2014年09月17日付 al-Hayat 紙
■エジプト外務大臣、ワシントンへ
【カイロ:本紙】
エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣が、ニューヨークで開かれる国連総会に先立ちワシントンへと向かうことが先程伝えられた。一方、フランスのジャン=イブ・ル・ドリアン国防大臣は、昨日(16日)、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領との会談をもって、カイロ訪問を終えた。
ル・ドリアン国防大臣はスィースィー大統領との会談後に行われた発表において、カイロでの会談を戦略及び政治レベルで「建設的」だったと評価した。同国防大臣は「軍備における相互協力とエジプトへの軍用トラック、とりわけ装甲車両の提供継続」が会談で取り上げられたと指摘した。また、カイロとパリは「あらゆる分野、特に軍事部門において親密な関係を結んでおり、 これは中東地域における世界的なテロの危機に対処するため、治安及び軍事面における協力を促進したいという両者の望みを反映した結果である」と述べた。
また同国防大臣は、フランスがリビアでの治安情勢の悪化を懸念している旨を説明した。そしてフランスが「流血を止めるために、リビアの異なる部族間における国民和解プロセスへの支援を通して、政治レベルの働きかけを行う」と説明した。同国防大臣は、さらに「リビアの主権は危機にあり、ヨーロッパ人には、リビアで難民が発生し、それが大きな懸念となって、コントロールできなくなるという恐怖がある」と加え、また「われわれも安定の拡大に取り組んでいるが、現在機能していないリビアの主権は危機にひんしている」ことを説明した。
(後略)
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:井上開 )
( 記事ID:35364 )