チャンカヤ官邸にて安全保障最高会議が開かれ、その主題はイスラム国(ISIS)となった。
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領のもとで、チャンカヤ官邸で行われた安全保障最高会議は、3時間続いた。地図が机上に広げられた会議の主要な議題は、ISIS問題であった。
安全保障最高会議にはアフメト・ダヴトオール首相、ネジデト・オゼル参謀総長、メブリュト・チャヴシュオール外務大臣、エフカン・アラ内務大臣、イスメト・ユルマズ国防大臣、国家諜報機構(MİT)のハカン・フィダン事務次官、ヤシャル・ギュレル参謀副総長、参謀司令部実動局長、司令官、官僚らが参加した。
■トルコは、連携のもとに、同盟国と協力する
会議で特にアメリカが言及した連携において、トルコがどのような形で関わるのか検討された。
さらに会議では、トルコが連携のもとに、同盟国と協力していく件に関していくつか決定が下された。
そのうちの一つは、トルコが周辺地域での全てのテロ組織に対し戦闘態勢にあるという問題において、同盟国と進めている政策を継続させるというものであった。この枠内で、アメリカを始めとして連携している勢力や反ISIS側に身を置く全ての国との情報の共有を続けていくということも決定された。
■「飛行禁止地域」はどのように設定されるのかが話し合われた
安全保障最高会議にて、国境の安全についても詳しく議論された。トルコ国軍(TSK)が国境の安全に関して行った調査と、トルコが先週言及し、承認された国境に設けられる飛行禁止地域に関する進展が、会議において取り上げられた。
飛行禁止地域がどこになるのか、どれくらいの高さになるのか、どれくらいの面積をとなるのか、連携する勢力が飛行禁止区域の安全をどのように保持するのかという点が議論された。
シリアとイラクをはじめとして当地域に対し行われる人道支援や物資の援助についても安全保障最高会議で地図をふまえて報告書と共に取り上げられた。
チャンカヤ官邸で開かれた安全保障最高会議にて、国民の安全とテロとの戦いに関しても話し合いが行われた。学校に向けられた襲撃やこの件についてどのような一歩が踏み出されるのかが話し合われた。解決プロセスやロードマップも会議で話し合われた事柄に含まれた。
安全保障最高会議において下された決定はエルドアン大統領へ報告書にまとめられた上で提出され、この報告書に関し、来週国連総会にて大統領によって他の出席者とのと話し合いが行われることが明らかにされた。
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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:35366 )