シリア:米国、シリア国内のISを叩く準備へ
2014年09月18日付 al-Hayat 紙


■対「ダーイシュ」に向けシリア国内で「近く」米国の計画が始動準備に

【ワシントン:ジョイス・カラム】
【ロンドン、ニューヨーク、ベイルート、デン・ハーグ:本紙、AFP、ロイター】

バラク・オバマ米大統領は、(対「イスラーム国」)連合の参加国数が40カ国に達したことから、対「イスラーム国」の動きに向けて自国の軍および議会への呼びかけを加速させた。また、オバマ大統領は、サウジアラビアがシリアの穏健とされる武装した反体制派に訓練を施す計画に同意したと述べた。情報筋が伝えたところによると、「シリアの友連絡グループ」は来たる火曜日(23日)にニューヨークで会談を行う予定であり、そこで各国の立場を調整するとともに、シリアのアサド政権が対「ダーイシュ」の枠組みで協力相手になることを拒否する意思を確認するものと思われる。ワシントン近東政策研究所のジェフリー・ホワイト研究員は、本紙に対し、オバマ大統領の演説と大統領が軍との間で会合を持った事実は「米の軍事計画がシリア国内での動きに向けて準備を始めている」ことを意味し、攻撃は「近々」実施されるだろうと述べた。

オバマ大統領は昨日(17日)、中央司令部の将軍階級と拡大会議を開いた。また、同大統領はサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)も取り込み、イラクとシリアのイスラーム国との対決に向けた国際的な動きへの召集を続けた。米議会は昨日、シリア反体制派に武器を供与し訓練を施す決議案の表決を取った。同決議案は採択されるものと予想された。反体制派へのこれらの支援には、約5億ドルの予算が支出される。オバマ大統領は昨日、フロリダでの中央司令部演説で、「イラクであれシリアであれ、われわれの手の及ばぬところはないことをダーイシュは思い知るだろう。彼らが安全な逃げ場所を得ることはない」と述べ、徐々に彼らの力を削ぎ、破滅させることを誓った。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:35372 )