■米国および有志連合各国がシリアで初の空爆を実施
【ワシントン:ロイター、AFP、本紙】
米国および同国と連合を組む各国は、火曜(23日)、シリアで初の空爆を実施した。これにより、地域の過激派戦闘員に対する作戦が遂行される中、「イスラーム国(IS)」およびアル=カーイダ系組織「ヌスラ戦線」の戦闘員数十名が殺害された。
シリア人権監視団は、米国がアレッポ県とイドリブ県の間にある「ヌスラ戦線」の拠点複数を空爆したことにより、同組織のメンバー50名が殺害されたと報告した。同様に、ラッカ県では「イスラーム国」の拠点が空爆され、同組織のメンバー70名が殺害された。
シリア人権監視団はイギリスに本部を置く組織であり、シリア国内の現地で活動する活動家や医者のネットワークから形成されている。同組織の医療筋および現地情報筋が報告したところによると、アレッポ県とイドリブ県の県境にあたるアレッポ西部郊外に位置する「ヌスラ戦線」(ビラード・シャームのアル=カーイダ機構)の拠点がミサイル攻撃を受けたことにより、同組織の戦闘員の少なくとも50名が死亡した。
また、同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、実施された空爆の内、一つはヌスラ戦線が使用するアレッポ県内のアパートメントを狙ったものであったと述べた。
同監視団は、アレッポ県とイドリブ県の県境に位置するカフル・ダリヤーン地方に対して実施された空爆により、民間人8名が死亡したと指摘した。この空爆はアレッポ県郊外を狙った攻撃の一環として実施されたものであり、シリアで活動する「イスラーム国」に対して初めて実施された空爆と並行する形で行われた。犠牲者の中には少女とその姉妹、および婦人とその息子もいたとのことだ。
(後略)
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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:35409 )