モタッハリー議員「ハータミー師は、最高指導者への見舞いを許されなかった」(1)
2014年09月25日付 Mardomsalari 紙
アリー・モタッハリー議員(IRNAより)
テヘラン選出国会議員の
アリー・モタッハリー[※1]は、セイエド=モハンマド・ハータミ―師[元・大統領]が最高指導者に見舞状を送ったことを評価し、次のように述べた。
ハータミー師が直に最高指導者のお見舞い[※2]に参上するのが好ましかったが、これは許されなかった。
※訳注1:アリー・モタッハリーは、故アーヤトッラー・モルテザー・モタッハリーの息子で、アリー・ラーリージャーニー現国会議長の義兄弟。原理派国会議員で反・改革派として知られていた。近年は、「国会議員選挙で、改革派の並み居る有力候補者らが《立候補資格の拒否》をされた状況でのみ、原理派が勝利している」などとも発言。2013年の大統領選挙戦の前段では、ラフサンジャーニーを支持した。
※訳注2:ハーメネイー師は9月8日に前立腺の手術を受け、政界・宗教界の重鎮らが続々と見舞いに訪れる様子がメディアでも報じられていた
ISNA(イラン学生通信)によれば、アリー・モタッハリー議員は昨日[9月24日]午前中の国会公開会議に合わせて記者会見を開き、オバマ・ロウハーニー両大統領の会談の可能性について次のように述べた。
私見では、このような会談は得策とは言えないし、私の知っている限りではそのような予定もない。
同氏はオバマ大統領とデヴィッド・キャメロン英首相の会談[※3]についても指摘した。
この会談は好ましく有益なものとなり、何ら問題はないだろう。
※訳注3:同じニュースを報じたIRNA等の記事によれば、上の言葉は、ロウハーニー大統領とキャメロン英首相の「会談の可能性」についての質問に対して述べたもの。なお、国連総会での英首相演説および両者の会談は、この発言の後、アメリカ時間の同日に行われ、原理派の一部がこれに激しく反発した。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:アナヒト )
( 記事ID:35466 )