■アルジェリアで女性初の検事総長
【アルジェ:アナトリア通信】
アルジェリアで日曜(12日)、1962年の独立以来男性が独占してきた検事総長の地位に女性が初めて任命された。アルジェリア国営ラジオ放送が本日発表したところによると、タイイブ・ルーフ司法相が首都アルジェ東部のブーメルダース司法評議会検事総長にズィーガ・ジャミーラ判事を独立以来女性として初めて任命した。
大統領府声明によると、この女性裁判官の任命はアブドゥルアズィーズ・ブーテフリカ大統領が司法界に対して実施した改革の一環であり、最高裁や国民議会判事、各地域の司法局長、複数の司法評議会の検事総長、国家の各行政裁判所長も任命された。また国営放送は司法相が任命式で述べた言葉として、「今回の司法界の変革は通常と変わらないものであり、違うところと言えばさまざまな責任あるポストで女性の権利が向上したことである」と伝えた。
アルジェリア当局は2012年に国民議会女性参画拡大法を施行しており、これは国民議会における定員の20パーセントを女性に割り当てることを義務付けることによって政治活動における女性の参画を後押しするものである。さらに当局は、女性の権利を擁護する団体の要求に関し、あらゆる分野、責任ある地位に女性が参画する場を拡大することを強調した。
この法が施行された成果としては、2012年5月の国民議会選挙で100名以上の女性が議会入りしたことであり、このことは複数の国際団体、西側諸国政府から称賛されている。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:木戸皓平 )
( 記事ID:35554 )