エスファハーンで覆面酸通り魔事件が2件発生—警察による捜査が開始、市民は恐怖に(下)
2014年10月18日付 Jam-e Jam 紙

酸を使った盲目的な復讐劇

 他方、ある男が[西アゼルバイジャン州]ミヤーンドアーブにある、とある村で、四人に酸で火傷を負わせた後、逃走中に逮捕された事件も伝えられている。

 ジャーメ・ジャムの取材によれば、昨日13時30分頃、ミヤーンドアーブのサルチェナール村のある家族が昼食をとっている時に、玄関の呼鈴が鳴った。41歳の父親がドアの近くに行ってみると、村人の一人が訪ねて来たことが分かった。その人物は、二人の間の諍いをやめる決心をしたと言い、主人に少しの間一緒に来て欲しいと頼んできた。

 [中略]

 主人が[家から]通りに出て見ると、訪ねて来た男の姿は見当たらなかった。そして家に戻ろうとした時に、物音に気付いた。

 音のした方を見ると、男が瓶を手にして立っていた。それを見て不審を抱いた男性は、急いで家の中に入ろうとした。するとその時、その若い男が主人の顔に酸をかけたのである。

 主人の妻は、夫の助けを求める声を聞き、娘と、遊びに来ていた十代半ばの青年と一緒に通りに出た。三人は主人に酸をかけた男が逃げるのを阻止しようとしたが、彼らもまた酸をかけられてしまった。

 警察が現場に駆けつけた。住民らの協力を得て、酸をかけた男の身元がつきとめられると、犯人は村を離れる前に逮捕された。

 容疑者は警察に移送され、最初の取り調べで、酸をかけた動機が隣人の男性との以前からの諍いにあることを明かした。一方、事件管理・救急医療センターのスポークスマンを務めるモジタバー・ハーレディー氏は、本紙記者に次のように述べた。「この酸かけ事件発生後、中年の父親、23歳の妻、そして9歳の娘はオルーミーエ(ウルミエ)県のイマーム・ホメイニー病院に搬送され、現在治療を受けている。しかし、いずれも重度の火傷を負っている。15歳の男の子も火傷を負ったが、傷は軽度である」。

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( 翻訳者:KWSHMKYSH )
( 記事ID:35664 )