シリア:欧米・アラブ連合軍による新たな対「イスラーム国」攻撃
2014年10月25日付 al-Hayat 紙


■トルコ国境における「イスラーム国」への新たな攻撃

【ミュルシトプナル(トルコ):AFP】

「イスラーム国」の戦闘員たちは、土曜日未明、シリア領のアイン・アラブ、クルド名コバーニー北部のトルコ国境に向けて発砲した。クルド人はアイン・アラブを懸命に防衛しつつ、イラク領クルド人自治区からの援軍の到着を待っている。

しかし、シリア領内のクルド人指揮官らが、トルコ国境方面への派兵についていかなる合意にも至っていないと述べたため、トルコ政府による派兵の発表後も、シリアの反体制派戦闘員約1,000人のコバーニーへの到着は不確かなままである。

また、先月16日にジハード主義者が大規模な攻撃を開始したシリア領内のクルド人自治区第三の都市において、金曜深夜、新たに激しい戦闘が発生した。

「シリア人権監視団」は、トルコ国境付近に駐留している「イスラーム国」の戦闘員が、「国境に向けて大型の大砲を発射した」と述べ、また「4発のミサイルが国境の中心地域に落下した」と付け加えた。

数で劣るクルド人民兵と大勢のジハード主義者は、イラク国内のクルド人地区からペシュメルガ部隊数十名の増援を受ける模様である。

イラクでは、「イスラーム国」と戦闘中の国際有志連合が、フランス軍参謀長が集中的なものと述べた爆撃によって、木曜深夜、イラク北部のキルクーク地方にある「イスラーム国」の武器庫と訓練センターを破壊した。

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( 翻訳者:谷藤瑞季 )
( 記事ID:35671 )