パレスチナ:イスラエル軍がパレスチナ青年に対し発砲
2014年10月26日付 al-Hayat 紙
■パレスチナ:イスラエル軍が青春まっただ中のパレスチナ青年らに対し、殺人兵器を使用
【シルワード(ヨルダン川西岸):ムハンマド・ユーニス】
オルワ・ハンマード青年(14歳)は、米国のルイジアナ州ニューオリンズ市出身のパレスチナ系米国人の家庭に産まれ育った。家族は彼に、必要としているものをすべて与えたが、彼は持っていたそれらすべてを手放した。そしてラマッラー市の東に位置するシルワード村の同世代のパレスチナ青年たちと共に、先週起きたイスラエル占領軍との衝突に参加し、おととい(24日)、金曜日の夜に銃殺された。
「私は、息子が望むものはすべて与えました。水泳の個人コーチや乗馬の個人コーチ、またオートバイのコーチを彼に用意しました。しかし、彼はその他のパレスチナ青年らと同様、イスラエルによる占領やそこで行われていることに、より大きく影響を受け、デモに赴くようになり、そして殉教しました」と、オルワの母であるイフラース・ハンマードは語った。彼女は、息子の遺体に面会するために、ラマッラーの病院の霊安室の前で待っている。
ハンマード一家は、娘3人、息子3人の六人兄弟を、国籍を持つ米国から、祖国で教育を受けさせるために、ラマッラー市近郊のシルワード村に連れて行った。夏休みになると、子供達は、車のショールームを経営している父が住む米国に出発するという暮らしだった。
(後略)
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:福島大智 )
( 記事ID:35689 )