レイハーネ・ジャッバーリー、本日夜明けに処刑される(下)
2014年10月25日付 Jam-e Jam 紙

4.彼女から友人宛に、人を殺すつもりだとの内容のショート・メッセージがレイハーネ・ジャッバーリーによって送られていることは、彼女が前から殺人を決意していたこと、またレイプに対する正当防衛だとの彼女の主張が偽りであることを示すものである。加害者は1386年4月13日[西暦2007年7月4日](殺害の3日前)に、友人の一人に宛てたショート・メッセージで、「今晩彼を殺しちゃうかも」と書き送っている。

5.犯行現場となった集合住宅の住民たちは、騒ぎを聞きつけて外に出てみると、被害者が傷つき血まみれになりながら、「ドロボー、ドロボー」と叫んで、5階から降りて来、3階の住戸の前で気絶するのを目撃したと述べている。他方で加害者の主張が正しいとしたら、彼女が〔殺害現場から〕逃走する理由はなく、当人は声を上げて近隣の人たちに知らせて、彼らがその場に集まってくることに安堵したはずである。

〔‥‥〕

 容疑者は殺害のために、前もって包丁を準備していたことを認めた。同様に包丁を売った者も、ジャッバーリーと面通しした際、彼女のことを覚えていた。

 捜査の続きで、容疑者の雇用主と同僚たちは、彼女が嘘つきであることを認め、事件当日、彼女は父親がトヨタのカムリという車を購入したと言いふらしたと証言している。しかしながら実際には、その車は被害者のものだったのである。彼らは彼女のことをホラ吹きで見栄っ張りだと評している。

 殺人事件担当の特別予審判事の取り調べと州の刑事裁判所の審理が行なわれた後、裁判所は最終的に、殺害は意図的なものだったとの容疑を認めて審理を終え、レイハーネ・ジャッバーリーに対しキサース刑の判決を言い渡した。この判決は、最高裁判所第27法廷によっても確認されている。

〔‥‥〕

 上記判決にもかかわらず、当検察は遺族の和解と[キサース刑の免除の]同意を取り付けるべく努力し、遺族と、加害者とその家族が出席する会合を開いたが、遺族は最終的にキサース刑の執行を求めたため、本日夜明けに刑は時間通り執行されたものである。




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

Tweet
シェア


この記事の冒頭に戻る
この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:KWSHMKYSH )
( 記事ID:35702 )