ロウハーニー大統領、エスファハーン酸通り魔事件の早急な犯人特定を指示(上)
2014年10月25日付 Iran 紙
全国の金曜礼拝導師ら、エスファハーンで起きた酸通り魔事件を非難
イラン大統領は大統領令を出し、エスファハーンでおきた酸通り魔事件の犯人らの特定を急ぐよう求めた。〔‥‥〕
ここ最近、エスファハーン在住の女性らの顔面に酸をかける事件が数件発生し、同市の住民らの不安を掻き立てている。水曜日には、この通り魔事件に抗議する集会がエスファハーン司法局前と、テヘランにある国会議事堂前の二か所で開かれ、集会参加者らはこの事件の犯人を特定し、彼らにしっかりと対応するよう〔当局に〕求めた。
副大統領兼環境庁長官のマアスーメ・エブテカール氏も、この犯罪行為には毅然とした対応を取るよう、政府が指示を出したことを明らかにした。
イラン国営通信の報道によると、エブテカール副大統領はエスファハーンの女性たちを襲った酸かけ事件に関し、自身のフェイスブック上のページで、次のようにコメントしている。
〔医師である〕保健相は個人的に治療にあたっており、〔警察を管轄する〕内相もしっかりとした捜査と対応を指示しました。この問題は今週の閣議でも報告され、この犯罪行為に対する毅然たる対応を求める指示が、内閣で出されました。今回の事件がイランで起こる酸かけ事件の最後となるべきであり、女性に対する暴力が減少する転換点とならねばなりません‥‥
副大統領、エスファハーンの酸通り魔事件の被害者を見舞う
エブテカール氏はまた、昨日副大統領という立場で、エスファハーンの「イマーム・ムーサー・カーゼム事故・火災病院」を訪れ、同市で起きた酸かけ事件の被害者の一人を見舞った。
イラン国営通信によると、〔被害者である〕エブラーヒーミーさんの父親と夫が立ち合う中で行われたこの面会で、エブテカール氏は彼女の容態を検査する必要性を指摘し、こうした事件が国内で根絶されるまで、この問題は継続して調査されねばならないとする内容の大統領のメッセージを伝えた。環境庁長官はさらに、エブラーヒーミーさんが一刻も早く健康を取り戻せるよう希望するとも述べた。
〔‥‥〕
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
この記事のつづきはこちら
関連記事(イラン警察長官、初めて表明「エスファハーンでの酸かけ事件の発生件数は8件」)
( 翻訳者:dragontaro )
( 記事ID:35775 )