エジプト: スクールバス他3台が衝突 高校生含む18人死亡
2014年11月06日付 al-Hayat 紙
エジプト: 交通事故で高校生多数を含む18人が焼死
【カイロ:アフマド・ムスタファー】
ブハイラ県(ナイル川デルタ)の、カイロ・アレクサンドリア間の農業用道路で、スクールバスが、乗用車と、燃料を積んだ1台を含む2台のトラックに衝突した事故で、高校生多数を含むエジプト人18名が死亡した。この事故で、犠牲者の遺体は焼け焦げ、また他約20数名が負傷した。また乗用車を運転していたディリンジャート市警の副署長が死亡した。
今回の事故は改めて、道路環境の悪化と、交通安全基準の欠如に関する議論の口火を切ることになった。特にエジプトは交通事故発生率において世界的に上位の順位を占めている。政府は、「人為的ミス」を非難することで政府側が責任を免れるよう試みており、治安責任者は本紙に「事故の初期調査によると、建築資材を運搬していたトラック運転手が反対車線へ割り込もうとしたときに運転を誤った。それにより道がふさがれ、スクールバスと警察副署長の運転していた私用車、燃料を積んだトラックが衝突し、ひいては犠牲者数の増加の原因となった恐ろしい爆発をもたらした」と語った。また一台目のトラック運転手が、事故が発生した直後に逃走したことも指摘した。
検察の捜査によれば、トラックは、学生たちを乗せていたオルマン・ホテル専門高校のスクールバスの進行を遮り、「道路に割り込み、横切ろうとした際に衝突した。バスは反対車線に進入し、そこで私用車が衝突した。その私用車にはディリンジャート警察署の副署長であるアブー・ザイド・ハルミーと彼の家族4人が乗っていた。そしてそこに大型トラックが衝突したが、事故の主原因であるトラック運転手は逃亡した。」という。
(後略)
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( 翻訳者:高坂美帆 )
( 記事ID:35788 )