サウジアラビア:G20サミットに参加、自国の経済的役割を強調
【リヤド:本紙】
駐豪サウジアラビア大使のナビール・アール・サーリフ閣下は、副首相兼国防大臣であるサルマン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子が、王国使節団の長として、G20サミットに参加することは、「わが国のグローバルな地位確立への貢献およびグローバルなレベルでのリーダーシップにつながり、さらに世界経済の政策決定におけるわが国の役割の体現である」と強調した。
アール・サーリフ大使はおととい(6日)の夜、キャンベラの大使館で開かれた記者会見で、「この会議においてわが国が担う重要な役割は、世界経済の安定を実現させるための国際的な努力を保証することであり、それは世界経済の安定の形成における国際社会の願望を請け負うことだ」と指摘した。
同大使は、皇太子のG20サミット参加とオーストラリア訪問は「サウジアラビア・オーストラリア間の関係に強い刺激を与えるだろう。両国の関係は、経済・政治双方のレベルで、サウジアラビア、湾岸諸国、アラブ、そしてイスラムの問題にかかわる事案に対してプラスに影響する活力や能力や活力を通して、発展を続けている」と説明した。
また、サウジアラビアは、「中東におけるオーストラリアの第二の貿易相手国であり、2013年にはその二カ国間の貿易総額は24億5,900万オーストラリアドルを記録し、サウジアラビアからオーストラリアへの2013年の輸出総額は、2億6,900万オーストラリアドルに達した。主たる輸出品目は、農業肥料、石油及び石油関連製品である。またオーストラリアからサウジアラビアへの輸出総額は、21億9,000万オーストラリアドルに達した」と強調した。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:井上奈穂 )
( 記事ID:35809 )