エラスムス留学プログラムで行ける最良の10都市はここ
2014年11月09日付 Radikal 紙
エラスムス計画は毎年何百人もの学生を異なる国で勉強を得る機会を提供している。では、実りのある素晴らしい教育を受けるためにどの都市に行く必要があるだろうか?行く国で話されている言語、大学教育の言語、その国の地理的な位置、文化と社会生活そして生活の条件を見定めて選択することができる。さて、これがエラスムス留学プログラムで行くことのできる最良の10都市である!
歴史的な街の路地を散策するのがお好きですか、それとも芸術に彩られた街の中心部ですか?エラスムス計画は大学生を毎年世界をより広い窓から見ることができる機会を提供しています。まったく異なる都市、国々、人々…。学生時代にできるこの経験は卒業してキャリアを積むにあたって非常に大きなアドヴァンテージとなります。それではどの都市で勉強するのがいいでしょうか?希望した分野そしてどのような人生を歩みたいかによって勉強したい都市を選ぶことが出来なければ、これがあなたの視野を広げる手助けとなりえるでしょう…。
1)イタリア、フィレンツェ
アルノ川の一帯に建設されたフィレンツェはトスカーナ地方の首都であると同時にイタリア・ルネッサンスの首都でもあるとされている。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ダンテ、ミケランジェロが暮らしたフィレンツェでは多くの芸術ギャラリー、美術館、教会そして芸術作品がある。イタリア芸術の歴史と建築といった分野の教育を受ける学生にとって最も理想的な国の一つである。またフィレンツェは歴史、劇場、文学、哲学、流行そして宝飾デザインと同時に美術学部の学生にとっても良い選択となりえる。そうした要素で精神を育むフィレンツェのエラスムス・プログラムはあなたを歴史の旅へと誘う。
2)チェコ共和国、プラハ
チェコ共和国最大の都市で首都であるプラハは「黄金の都市」、「物語の都市」そして「ヨーロッパの心臓」とも称される。美術学部で教育を受ける学生と同時にコンセルヴァトワール、建築、景観、歴史、経済、美術史の分野の学生もよく訪れるプラハはエラスムス留学プログラムで最も留学される都市のひとつである。
3)ベルギー、ルーヴェン
ベルギーの最大の大学であるカトリック大学ルーヴェン(ルーヴェン・カトリック大学)はヨーロッパの最良の大学の一つである。都市と織り合わさっているキャンパスの中という素晴らしい環境をもつカトリック大学ルーヴェンは15世紀にこの都市に建設された。ベルギーの他の都市とは違って、かなり多くの人々が英語を知っているこの都市ではコミュニケーションに不自由することはないだろう。移動は6-7ユーロを支払って借りることができる自転車で可能だ。もちろんここで学ぶことに決めたのならばこの貸出料金を節約するため自転車を購入するのもよいだろう。経済と行政学の学部の学生にとって理想的な都市といえる。
4)ドイツ、ベルリン
ドイツ最大の都市で首都であるベルリンで学生に向けて多くの祭りが開催される。ナイトライフでも有名なベルリンでは同時に教育のクオリティも非常に高い。 エンジニアリング、歴史、建築、景観そしてレクリエーションといった分野と並んで国際関係、政治学、経済といった分野で教育を受ける学生にとってもここで学ぶことは正しい選択であり得る。
5)デンマーク、コペンハーゲン
デンマークの首都であるコペンハーゲンはトンネルと橋によってそれぞれ結ばれた都市として注目されると同時に、建築作品、公園、美術館によっても有名である。かなり物価が高いにも関わらず、多くの教育機関で学生の関心を集める都市であるのがコペンハーゲンだ。特にメディアと出版、経済・マーケティング・財政といったような分野で教育を受ける学生が高水準の教育を受けることができる首都である。
6)ポーランド ワルシャワ
ワルシャワは多くの歴史的な戦争を経験してきたヴィスワ川の上に建築された街
である。ゴシック、ルネサンス、バロックそしてネオクラシック時代の作品がある都市は同時に重要な教育拠点である。図書館が目を引くワルシャワは、建築、医学、健康科学、農業技術、基礎科学、経済といった多くのプログラムで教育を受ける学生にとって豊かな経験を得る機会を提供する。この美しい都市は同時にコンセルヴァトワールの学生にとっても最良の選択肢だ。
7)オランダ、アムステルダム
年間420万の観光客を迎え入れるアムステルダムは、文化芸術の首都である。アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、レンブラントの家、アンネ・フランクの家、エルミタージュ美術館、アムステルダム、熱帯博物館などの数多くの博物館を有するアムステルダムは同時にヨーロッパの最も彩り豊かなナイトライフを提供する都市の一つだ。多くの運河をもつこの都市はあなたがまるでおとぎ話の街にいるかのように感じさせ、また自転車を愛する誇り高い市民はすぐあなたを新環境に慣れさせるだろう。中心部にあるアムステルダム自由大学は人文科学、文学部と同時に経済と行政学部の学生も快適に授業に加わることができる。子供までが流暢に英語を話すこの都市では人々とスムーズに関係を築くことができる。
8)オーストラリア、ウィーン
オーストラリアの首都で最も人口の多い都市であるウィーンは様々な時期を反映する多くの建築作品と宮殿を有する。数多くの国際的な協会や組織も拠点とする都市はオペラとカフェによっても有名だ。特にコンセルヴァトワールの学生にインスピレーションを与える都市であるウィーンは、エンジニアリング、獣医学、 医学、健康科学、哲学、経済、国際関係という分野で教育を受ける学生にとっても最適だ。
9)スペイン、バルセロナ
カタルーニャ自治州の州都であるバルセロナは、ピカソと著名な建築家ガウディが生きた都市として注目されている。建築、エンジニアリング、環境学、景観といった分野で勉強する学生と同時に美術学部の学生にとっても最高の選択肢の一つであるバルセロナは、スポーツそしてメディアの分野において自己開発を望む人たちにも良い選択となりえる。非常に多くの要素を同時に感じられるバルセロナは自分をすぐに伸ばすことのできる都市だ。
10)タリン エストニア共和国
エストニアの主要な港町であるタリンはまた共和国の首都である。世界のデジタル都市のうちの一つであるタリンは北部ヨーロッパ最古の都市としても注目される。スカイプが開発され、エリクソンの最大の生産拠点の一つがある都市である。コンピューター科学、世界宗教、歴史、建築教育を受ける学生たちにとって最適であるのと同じ程度に美術学部の学生にとっても良い選択肢である。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:35834 )