さらに忘れてならないことは、少なからぬ少年たちが、偽りのプロフィールを作って自分のことを女の子だと自己紹介する詐欺師の罠にかかり、様々な理由で彼らの銀行口座にお金を振り込んでしまっているということである。少し前の例であるが、警察はこの手口で[無料通話・メールアプリの]Line上で数十人に詐欺を働いた若い男を逮捕した。
その一方で、Viber,Line,Tango,WhatsAppといった環境を通じた「流言飛語の市場」が過熱している。
例えば、〔エスファハーンで起きた酸かけ事件の〕酸かけ魔の特徴やその活動について、噂が流されていることを指摘できるだろう。警察はこうした噂を迅速に否定してはいるが、しかし問題は、このような誤った情報によって、〔酸かけ魔に怯える〕家族たちの肩の荷が軽くなったわけではなく、むしろ彼らはさらなる恐怖に陥ったことである。実際、酸かけ行為についてネット上に流された一部のニセ画像や動画は、外出が困難になるほどの恐怖を多くの人々に与えたのだ。
問題は、こうした環境の誤った利用が噂話を活発化させ、情報の伝達や事件の全容解明の代わりに、人々を惑わせるような状況をもたらしていることである。
強調しなければならないのは、昨今各家庭は、自分の子供たちをリアルな世界で監督するにあたっては、友達との付き合いを把握したり、信頼できる学校サービス〔だけ〕を利用させたり、といった点での注意事項を正しく守っている。ところが〔バーチャルな世界での監督については〕、若者たちが多くの時間を仮想世界やSNSに割いているというのに、こういった環境で形成される交際関係には無関心なことである。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:KWSHMKYSH )
( 記事ID:35840 )