第11代大統領アブドゥッラー・ギュル氏の妻ハイリュニサ・ギュル夫人の尽力によって修復作業が済んだ絵画や壺、トルコ及び海外の画家の作品等のコレクションがチャンカヤ大統領府から新大統領宮殿に移管される。
得られた情報によると、保安上の理由で夕刻から始まった移管作業は、夜中まで続いている。壺と金属パーツが移された。昨晩、350点の絵画が新大統領宮殿に運ばれたことがわかった。残りの作品も今後輸送されることが計画されている。
大統領府の所蔵品目録にある絵画と額縁の修復と保護は、2012年10月16日にライクス・ミュージアム(アムステルダム国立美術館)と契約が結ばれて行われた。 絵画専門修復家のバルバラ・スホーンホーヘン(Barbara Schoonhoven)氏が作業の指揮をとり、43点の歴史的な絵画が修復された。作業の一部はイスタンブル・ミーマル・シナン芸術大学の絵画修復スタジオにおいて行われた。チャンカヤで修復された作品の中にはミマルザーデ・メフメド・アリ・ベイの寓話絵のほか、アイヴァゾフスキーの「冬」、オランダ人画家のペトロス・ヴァン・シェンデルの1841年の作品「魚市場」もある。アタトゥルクの引っ越しの際にドルマバフチェ宮殿からチャンカヤに運ばれた作品の中にも、世界的にも著名な画家である、ジェローム、 ブーランジェ、エミール・ヴァン・マルクの作品があり、またトルコの絵画界からはシェヴケト・ダー、ハリル・パシャ、ホジャ・アリ・ルザ、オメル・アディル、フィクレト・ムアッラーの作品がある。
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( 翻訳者:桑迫静香 )
( 記事ID:35901 )