CHP議員、「クルチダルオール党首は預言者の血をひく」
2014年11月22日付 Radikal 紙
アルダハン県選出のエンサル・オーウトCHP所属国会議員が、ケマル・クルチダルオール党首の血統について発言した:「彼は預言者の血をひいている。クレイシャン部族(トルコ南東部に暮らす、ザザ語を話す部族)出身である。宗教的に完璧であり、イスラム教をとてもよく理解している。お祈りを家で、アッラーに対して行っている。」
アルダハン県のエンサル・オーウトCHP所属国会議員は、同じくCHP議員のムハッレム・ウシュク氏、ハサン・アクギョル氏、CHP党議会メンバーのウムラン・キョクスズ氏、そしてCHPのエルズルム県支部長のタジェッティン・クズルオール氏と共にCHP党建物で記者会見を行った。オーウト氏は会見で、近頃クルチダルオール党首を通して党が疲弊させられていることや、デルスィムに関係する出来事に関し、「デルスィム出身のケマル」という表現を用いつつ、党や党首が攻撃されていると語った。また彼は、「エルズルムから、ケマル・クルチダルオール党首の血統について説明します。ケマル・クルチダルオール党首は、クレイシャン部族の血をひく人物です。クレイシャン部族は、預言者の部族です。ウマイヤ朝、或いはアッバース朝の時代に起きた数々の戦争によって、預言者の血筋が途切れることのないように、と若者たちがホラーサーンにやってきました。ホラーサーンとは、トゥルクメニスタンであり、アフガニスタンであり、イランであります。後に、そのホラーサーンから党首の先祖である一族がコンヤのアクシェヒル郡にやってきました。アクシェヒル郡の、今のセイイト・マフムット・ハイラーニーの子孫です。アクシェヒルには、ハイラーニー一族の廟があります。彼は偉大なるメヴラーナの弟子であり、メヴラーナの傍で育ち、そしてセイイト(サイイド:預言者ムハンマドの子孫や親族に対する尊称)の家系出身であったために、その家系は拡大したのです」と述べた。
■「宗教的に完璧である」
この家系に属する人々のうち、フズル・ベイもまたイスタンブルの最初のカーディーであったことを強調したオーウト氏は、「さらに後、フズル・ベイはメフメト2世の大宰相を務めました。これこそがクルチダルオール党首の家系なのです。彼の家系とは何なのか?すなわち預言者の血をひいたクレイシャン部族からやって来ており、宗教的に完璧です。イスラム教をとてもよく理解し、セイイトの家系出身です。このことを誰も知りません。セイイトの家系出身ということは、すなわちクルチダルオール党首は宗教的に完璧なのです。お祈りを家で、アッラーに対して行っているのです」と述べた。
■「このような血筋の一族出身の党首を罵る人々を非難する」
クルチダルオール党首が以前ウムラ(ハッジ巡礼以外の時期にカアバ神殿を訪れること)に行ったことを明らかにしたオーウト氏はまた、以下のように続けた。「彼はウムラを行い、礼拝をしました。私に巡礼に行くよう勧める人です。このため、党首に対して様々な意見を述べる人々がいます。しかし、預言者の血をひいた、つまりムハンマドの一族に属する人間は、尊敬されるべき人間であることを皆さんに知ってほしいのです。親愛なるクルチダルオール党首は、このことについて控えめですし、発言もしません。しかし私は違います。このような血筋の、一族出身の党首を罵る人々を強く非難し、またそういった罵りを受け入れません。このことを、 国民の皆さんに知っていただきたいのです。これから先、クルチダルオール党首により一層の敬意を示すこと、彼を頼ること、そして信頼することを望んでいます。」
新聞記者の「選挙期間には緊迫した状態になるでしょうか?」との質問に対し、ウシュク国会議員は緊迫状態とは距離を置き、支持しないことを述べ、選挙期間中に与党によって緊迫した状態が引きおこされることは常に予期しており、ありうると話した。
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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:35924 )