■カタールで赤新月社と慈善団体が戦略的枠組みに合意
【ドーハ:本紙】
土曜日(11月22日)、カタール赤新月社は、共同戦略・構想・計画実施本部において、慈善団体「カタール・チャリティー」との戦略的枠組み合意に署名をした。署名は、カタール赤新月社側はサーリフ・ビン・アリー・ムハンディー事務局長、カタール・チャリティー側はユースフ・ビン・アフマド・クワーリー最高経営責任者(COE)によって署名された。
この合意は、様々な機会やプロジェクトにおいて両機関を結び付ける優れた事業や協力のための、最善の協力枠組みを設けるためのものである。同様に、カタール・チャリティーとカタール赤新月社の双方の様々な強みと言える特徴と、それぞれの共通の目標を達成するために、その特徴を最大限に相互利用して協力する必要性を踏まえたものである。
双方は、この戦略的合意の樹立を通じて、様々な国での分野およびプロジェクトの規模に応じた役割分担、特に共通分野での双方の能力設定を含めた、複数の目標の達成を目指す。また、両機関の様々な源からなる資源動員の機会の最大化、双方の目標に共通する計画や事業での協力、地域的及び国際的に共同で活動中の分野に関連した、開発および人道的問題に影響を与える機会の促進、共通する関心分野における最適な活動展開、および他の多くの目標の達成を目指す。
さらにこの合意は、両機関の間で調整済みの共通の年次計画作成を提供し、この計画作成は、特定の作業方法に沿って、戦略的枠組みの目標を考慮したものとなる。共通の年次計画は、慎重に検討された一連のプロジェクトによって構成されている。
また、枠組みの有効性および継続性を保証するために、両機関の相互協力プロジェクトの自己資金を提供すべく、それぞれが年間1千万カタール・リヤルを割り当てる予定である。これに関連して、カタール赤新月社のムハンディー事務局長は、赤新月社とカタール・チャリティーとの間のこの枠組み合意が、長い間の共同の努力、協定の集大成であると述べた。
(中略)
一方で、カタール・チャリティーのクワーリーCEOは次のように語った。「私たちカタール・チャリティーは、カタール赤新月社とのこの戦略的合意の署名についてかなり多くを期待しており、これが両機関に貢献することを願っている。また、人道分野においてカタールが果たす主導的な役割を維持しつつ、地域および国際レベルでの、開発・人道問題における我々の影響力行使の機会の向上を期待する」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:渡真利 菜々 )
( 記事ID:35931 )