■次第に滅ぼされるレバノン共和国
【イッザト・サーフィー】
レバノン人が、今年11月22日(月)に72周年を迎えた独立以来の自国の歴史プロセスを振り返れば、レバノンは6つの共和国から成り立っており、それが70年続いていることがわかる。各々がそれらの前身を継承しており、その中の最後のひとつが、レバノンでの大統領の(不在という)危機を終わらせる決定権をもっている。
6つの共和国は、レバノンでそれ単独での統治を主張することはなかった。しかしその援助者は国内外におり、もっとも身近なのは隣国であった。以下がそれらの共和国の名前と特徴である(内、3つを取り上げる)。
第1:独立共和国。1943年から1955年まで。
第2:ナセル・エジプト大統領によるアラブ民族主義共和国。1955年から1958年まで。
第3:フアード・シハーブ元大統領による共和国。1958年の米国、エジプト、フランスの合意に根を持ち、1964年の革命まで続いた。同共和国は、行政、司法、国家の発展において大きな実績をあげた。安定性と、他国間との利害関係のバランスや相互理解を達成したが、直後に軍と市民の紛争の人質となった他の共和国に取って代わられた。
(後略)
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( 翻訳者:川原七星 )
( 記事ID:35994 )