サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦といった湾岸諸国から多くの投資家がブルサへ、特に観光・建設分野への投資を希望していることが明らかとなった。
独立実業家協会(MÜSİAD)ブルサ支局長ハサン・チェプニ氏はアナトリア通信に対し、イスタンブルのCNRエキスポで開催された第15回MÜSİAD国際見本市に参加した外国人実業家の一部が、ブルサで話を進めており、個別会談を行っていることを明らかにした。
チェプニ支局長はアラブ首長国連邦、サウジアラビア、アルジェリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、レバノン、カザフスタン、バーレーン、チュニジアの各国から80人近くの実業家を接待したと述べ、特にアラブ人実業家のトルコ、ブルサに対する関心について指摘した。
チェプニ支局長は湾岸諸国の実業家は非常に重要な投資者となると考えていると強調し次のように語った。
「我々は、イスタンブルを中心に投資を始めた投資家を、今度はここに引き寄せようとしている。近いうちにこのブルサへの訪問が具体的な成果となる様子を共に見ることを期待したい」
■「観光、ヘルスツーリズム、建設分野が優先」
チェプニ支局長はアラブ人実業化が特にヘルスツーリズムや建設分野に対して投資を行いたいとしているとして、次のように述べた。
「現在投資を考えている方々の中には、健康、中でも特に医療、温泉観光を重視し健康をテーマに共同投資をしたいという方や、観光優先のホテル等施設への投資に参加したい方、あるいは工業を中心とした会談を希望する方もいる。もちろん住居投資に対しても非常に多くの引き合いがある。湾岸諸国には莫大な資金がある。彼らは住居購入や現地プロジェクトに参加するといった形でブルサへの進出も希望している。観光、ヘルスツーリズム、建設分野が多くはあるが、一部では工業投資の可能性も模索している」
■1月には北アフリカへ
チェプニ支局長はアラブ諸国が資本の観点から大きな可能性を有していることを強調し、トルコ、そしてブルサはこういった機会をもっと利用する必要があると話す。
また、これに関連して MÜSİADブルサ支部が1月に北アフリカの数ヶ国を訪問することになっており、その計画をすでに立てたことを明らかにし、第15回 MÜSİAD国際見本市の影響について指摘。見本市とその後ブルサで行われる個別会談の重要性を強調し、次のように語った。
「現在、この活動直後にブルサに100億ドルが流れてきても何もおかしくない。なぜなら、あの有名な湾岸諸国の1兆ドルが航海しているのだから。航海中我々の港にも寄っていってもらいたい」
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:入口愛 )
( 記事ID:36035 )