■モロッコ:内務大臣、洪水による被災地域を視察
【ラバト:ムハンマド・アシュハブ】
モロッコのムハンマド・ハサード内務大臣は昨日(30日)洪水により数十名の犠牲者が出た、同国東南部の地域を視察した。また、何百もの建物を破壊し、すべてを奪い去った大洪水被害に対する一連の措置について発表した。
南ゲルミム県当局は、洪水により遮断され、外部から孤立した被災地域に関しての発表を行なった。また、この事態は異常な豪雨の結果引き起こされ、川の氾濫やインフラの破壊、道路の分断の原因となっている。そして、天候状態の悪化に伴うさらなる大災害を警戒して、約100の教育機関での600人以上の生徒への授業を停止した。
当局は昨日、雨および雪の被害に遭った250の村の被災した住民へ食糧援助を開始し、被災地域へ食糧を確実に届けるための空輸を行なった。また、水の被害を受けた地域外で家が壊された人々の避難活動も開始された。公式の発表が報じたところによれば、ゲルミム市の358人に対し宿泊場所の確保と食糧配布がなされたが、うち8人はアフリカ諸国出身の外国人である。
一方、天候が引き続き悪化すると予測される中で、医療チームが最大限の警戒体制を整え、医師数百人が被災者に必要な救急処置を行うために各被災地域へ向かった。同様に警報を受けて不休体制で活動するための危機対策小組織が結成された。
(後略)
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( 翻訳者:小原美寿佳 )
( 記事ID:36045 )