リビア・トルコ:リビアの「アル=カーイダ」の指導者、トルコで拘束後アメリカに引き渡し
2014年12月05日付 al-Hayat 紙
■リビアの「アル=カーイダ」指導者、トルコで拘束後アメリカへ引き渡し
【トリポリ、ワシントン、ハルツーム:本紙、AFP】
複数のトルコ当局は昨日(4日)、リビアの「アル=カーイダ」指導者であるアブドゥルバースィト・アズーズ氏を拘束し、その後アメリカ中央情報局(CIA)に引き渡した。CIAは、同氏がベンガジにおいて2012年にアメリカのクリス・スティーブンス大使殺害事件に関与したとの嫌疑をかけている。一方、米中央軍アフリカ課の司令官を務めるデイビッド・ロドリゲス氏は、アメリカはリビア東部の砂丘地帯において「ダーイシュ」(イスラーム国)の軍事教練拠点を監視していると強調した。
一方、リビアの諸隣国はハルツームで開催された会合において昨日、これらの諸国に武器が流出しないよう取り組むということで合意し、リビアにおける戦闘を即座に停止するよう呼びかけた。また、国会(トブルクで開かれる議会で、国際的に承認されている)国会に由来する政府の正統性を支持すると強調した(同政府はアブドゥッラー・サニー氏が首班を務める)。
複数のトルコのメディアの報道によれば、トルコの諜報機関は、「CIA」が同機関に、アズーズ氏が「アワード・アブドゥッラー」名義の偽造パスポートを使用してイスタンブールに到着したのを伝えたことを受け、アズーズ氏の追跡を行った。その後、トルコの治安当局は先月11月13日、同氏がヤロヴァ市内の住居から退去する際に同氏の拘束に成功し、所有していたPCを押収、あるアラブ国家に追放した。そしてイスタンブールから航空機で到着したところを「CIA」が拘束した。
(後略)
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:36090 )