15歳の高校生、教師をナイフで刺殺(1)
2014年11月24日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメ・ジャム紙1面】警察は2日前より、15歳の高校生の捜索を行っている。その生徒は、教師の叱責に遭った際、ナイフで彼に襲いかかり、43歳の教師を刺殺した人物で、現在逃亡中である。

 ジャーメ・ジャム紙の取材によると、〔殺害された〕モフセン・ハシュハーシーさんは土曜日の朝11時、物理学の授業を行っていた。15歳になる生徒はその教室に入り、何も言わずに着席した。教師は生徒がこれまで理由もなく授業を複数回欠席していたことから、〔学校の〕事務室から〔授業に参加することを許可する〕書類をもってくるよう求めた。すると、その少年は教師に襲いかかり、所持していた刃物で教師の首と胸部を刺して、逃亡した。

 半死状態の教師は「殉教者チャムラーン病院」に搬送されたが、医師らの懸命の努力もかなわず、物理学教師は命を落とした。事の重大性に鑑み、本件はロレスターン州刑事警察の捜査チームに委ねられた。捜査官らはまず、この生徒の自宅に向かった。そこで分かったのは、生徒は教師を殺害したのち、行方知れずとなったということだった。

 それにしても、教師を刺殺した高校生は、どのような人物だったのだろうか?捜査はそのまさにそのスタート時点から、この疑問への答えを得るべく開始された。司法・警察の捜査チームによる捜査で分かったのは、教師を刺殺したのはモハンマドという名の15歳になる高校生で、喧嘩っ早く、学業には明らかに関心が無かったということである。

容疑者の父親、子供の精神疾患を主張

 逃亡中の容疑者の逮捕に向けた警察の捜索が続く中、容疑者の父親は取り調べで、息子は精神疾患を患っており、そのために事件発生当時に自己統制することができなくなり、教師に襲いかかったのだと主張した。

 ロレスターン州治安維持軍司令官のモハンマド・ガンバリー氏は、このことについてジャーメ・ジャム紙に、次のように述べた。「容疑者の父親の言っていることについて、今のところコメントはできない。この件に関しては、法医学の専門家がコメントすべきだ。事件発生後、警察による大規模な捜査が始まっており、生徒や学校責任者も取り調べを受けている」。

 同司令官はさらに、「われわれは容疑者の逃亡先の可能性がある場所を監視しており、一刻も早い容疑者の逮捕を望んでいる。男子生徒が逮捕されれば、彼の動機についてもお話できるだろう」と付け加えた。

つづく


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( 翻訳者:32hasan )
( 記事ID:36092 )