学校にナイフを持ち込むのは犯罪
教育高等評議会の事務局長補佐を務めるアフマド・アーベディーニー氏はファールス通信とのインタビューの中で、生徒たちが学校に持ち込むことのできる機器について、「学校の実施規則には、生徒たちの義務が記載されている。学校実施規則第68条によれば、贅沢品や高価なもの、化粧品や学習に関係のないものを学生が携帯することは、禁止されている」と述べた。
同氏は生徒たちが学校内でナイフを所持することについて、「ナイフの携帯は禁じられており、これは〔学校以外の〕社会一般でも犯罪と見なされる。ナイフは刀剣類の1つだからだ」と指摘した。
「お父さんがどうやって殺されたのか、子供たちにはまだ伝えていないんです」
この教師の妻のマルヤム・キャビーリーさんは、モフセンが二度と学校から戻ってこないという現実をいまだ受け入れられずにいる。彼女は土曜日の朝、学校に行こうとする夫を玄関前まで見送った時、夫の遺体を出迎える準備をしなければならなくなるとは、思ってもみなかった。
彼女は本紙に、次のように述べた。
モフセンはボルージェルド県の模範的教師の一人でした。彼は高校課程で、物理を教えていました。彼はいつも生徒たちのことを気にかけていましたし、彼らとの関係は学校という環境にとどまるものではありませんでした。彼は生徒たちにとって、熱心な父親のようでした。生徒たち一人ひとりの学習状況についてしっかりと把握し、もし彼らに金銭的な問題があれば、彼は問題の解決に努めました。それは、生徒たちが悩み事をあまり抱えることなく、勉学に励むことができるようにするためでした。
キャビーリーさんはさらに、次のように続けた。
夫は何年も、「ファルザーネガーン高校」で教鞭を取っていましたが、今年になって初めて、男子校である「ハーフェズィー高校」に転任し、そこで教えることになりました。夫はいつも生徒たちのことをよく言っていましたし、生徒たちへの不満を口にすることは決してありませんでした。生徒たちを散歩やレクリエーションに連れていくことすらありました。生徒たちとの関係はとても良好で、実際に夫の前の学校の教え子たちは、夫の転任に不平を述べていたほどでした。
殺害された男性の妻は、さらに
事件の日、夫はいつものように学校に向けて家を出ました。正午前に学校の関係者たちからきた電話連絡で、生徒たち全員を愛し、彼らを息子のようにかわいがっていた夫の身に起きたつらい事件について、知りました。彼の生徒がこのようなことに手を染めるとは、私には信じられませんでした。自分が病院についた時、私はこの悲劇の深刻さ、夫が置かれている大変な状態について、改めて知りました。医師らは力を尽くしてくれましたが、彼は永遠に私や子供たち、そして生徒たちの前から逝ってしまいました。
と指摘した。
つづく
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( 翻訳者:MRMYK )
( 記事ID:36095 )