■シリア:400万人のシリア人が飢餓に苦しむ
【ロンドン、ジュネーヴ:本紙、AFP】
国連世界食料計画(WFP)の発表によれば、約400万人の国内のシリア人が今月、食料供給を受けるだろう。それらは既に利用可能であり、購入も済んでいる。しかしもし必要な資金が得られなければ、来年2月初頭には供給の受け取りが停止されてしまうだろう。WFPの報道官は昨日(5日)、「一時的にシリア人難民への支援を継続することは可能であろう。過去24時間に2,150万ドルの寄付を受けたシリア難民の数は、およそ170万人と推定されている」と述べた。
「イスラーム国」(ダーイシュ)は、昨日、デリゾールへの進軍を継続し、軍事飛行場の外壁に位置するジャフラ戦略地区を占領した。近くの軍事司令部につながっている一つの通路を除き、政府軍はその内側でほとんど包囲された状態となっている。複数のメディアが、空港の周辺地域における政府軍の「再配備」について報じる一方で、国営シリア・アラブ通信社「SANA」は、以前に政府軍が攻撃者側に大きな損害を負わせたことについて報じて以降、デリゾールで起こっていることへの言及は行っていない。
一方、WFPエリザベス・ビルス報道官は、「WFPが受け取った資金は、今月の必要額のおよそ3分の1に達し、それらは個人、企業、各国政府から寄付された。しかし依然としてあと4250万ドルが必要であり、その資金が集まれば、今月末までに、レバノン、ヨルダン、トルコ、エジプトへ逃れたおよそ170万人のシリア人難民へ支援物資を配給できる」と述べた。また「約400万人の国内のシリア人は今月、食料供給を受けるだろう。それらは利用可能で、購入も済んでいる。しかし、必要な資金が得られなければ、来年2月の初頭には供給の受け取りができなくなってしまうだろう」と付け加えた。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:横田光紀 )
( 記事ID:36101 )