http://safireharaz.ir/archive/111643/より
30人の女性に暴行を働いた様子をビデオに撮影した犯罪者の男が、ついに公衆の面前で絞首台に吊るされた。
イラン国営通信の報道によると、この事件の捜査は、若い女性が〔イラン北部マーザンダラーン州の〕
ガーエムシャフル検察庁に訴えを起こしたことをきっかけに始まった。若い女性はその中で、「若い男が脅しながら私を暴行し、その様子をビデオに撮影しました。男は、私が訴えを起こしたり、男の要求を受け入れないなどすれば、ビデオを街中にばら撒くと脅してきました」と訴えた。
この訴えを受け、ガーエムシャフル検事の命令で捜査班が結成され、レイプ魔の男の割り出しと逮捕に向けた捜査が始まった。捜査班は被害者の協力の下、若い男の似顔絵を作成、男の足取りを追った結果、犯人の逮捕に成功した。
若い男のノートパソコンを調べたところ、数名の女性が暴行されている現場〔を写した映像〕が発見された。映像を調査した結果、この犯罪者は〔女性らを〕脅して被害者宅に押し入り、女性らを脅迫し黙らせるために、暴行の様子をビデオに収めたことが明らかとなった。
取り調べの過程で、容疑者は30件の婦女暴行を自供した。事の重大性に鑑み、本件はマーザンダラーン州刑事裁判所にて特別な形で審理され、レイプ魔の男には死刑が宣告された。死刑を宣告された男が、自らに下された刑罰に異議を申し立てたため、本件は最終審理のために、国の最高裁判所に送られたが、最高裁判所の判事らも判決を支持した。
木曜日〔11月20日〕の朝、H・Mはガーエムシャフルの
キャフシュギャルキャラー広場のリングの内側で、公衆の面前で処刑された。
刑が執行されると、現場に集まっていた人々はシュプレヒコールを上げ、警察と司法機関による毅然たる対応に感謝の意を示した。刑執行現場には、H・Mの犠牲者となった人々の一部もいた。
ガーエムシャフル司法局長は記者らの前で、「処刑された男は、多くの罪を犯した。その中には、強姦、人々の貞操・名誉(ナームース)に対する力づくでの侵犯、既婚者との姦通、2丁のカラシニコフ銃を含む、数丁の戦闘用武器の所持、〔‥‥〕イラン製/外国製のアルコール類、戦闘用の銃剣や刀を含む何丁かの刀剣類の所持〔‥‥〕などが含まれ、これらはどれも重大犯罪に数えられている」と述べた。
ホッジャトルエスラームのジャヴァード・ボルハーニー師はさらに、「死刑囚は合計で30件の強姦に手を染め、そのうち8名が個人としてこの犯罪者を訴えた。この犯罪者は犯行の現場をビデオに撮影し、自身のノートパソコンにその映像を保管して、女性らを強請っていた」と補足した。
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( 翻訳者:マルデサヒーフ )
( 記事ID:36102 )