エルゲネコン疑惑などでただ一人未釈放の軍人、憲法裁判所の決定をまつ
2014年12月07日付 Milliyet 紙
イスタンブルを中心とする機密文書保持に関する裁判で、8年2ヶ月の懲役刑を科されたナメル・チェティン中佐が憲法裁判所に対し行った申し立ての結果は、11ヶ月経った今も出されていない…。
バルヨズ、エルゲネコンをはじめとする様々な裁判で有罪判決を受けた、また勾留され裁判にかけられていた将校らが釈放された後、イズミルのスィリンイェル軍刑務所に唯一残った将校であるタメル・チェティン海軍中佐は、自由を得るため憲法裁判所の判決を待っている。
スィリンイェル軍刑務所から、初めてバルヨズ裁判逮捕者が釈放された。その後、イスタンブルを中心とする機密情報及び文書保持に関する裁判で有罪判決を受けたコライ・エルヤシャ退役海軍大佐は、刑期を終え先日釈放された。この最後の釈放の後、スィリンイェル軍刑務所に一人残った逮捕された将校は、タメル・チェティン海軍中佐となった。刑務所に一人残ることとなったチェティン中佐は、イスタンブルを中心とする機密情報及び文書保持に関する裁判でトルコ国軍(TSK)の43人のメンバーとともに第9重罪裁判所で裁判にかけられ、8年2ヶ月の懲役刑を科された。判決が最高裁判所で承認された後、チェティン中佐とその他の有罪判決を受けた軍人は、2014年1月6日以来憲法裁判所(AYM)に個々に訴え出ている。訴え出てから11ヶ月が経過したにもかかわらず、未だ判決はくだされていない。
■唯一信頼している機関は憲法裁
タメル・チェティン中佐の妻、ギュフラン・チェティンさんは、唯一信頼している機関はAYMだと話し「一刻も早い判決を待ち望んでいる」と述べた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:36113 )