妻に酸をかけた夫がスピード逮捕—エスファハーン州で
2014年12月02日付 Iran 紙
【ショック班】家庭内での諍いが原因で妻に酸をかけた男が、エスファハーン州シャーレザー県の警察によって逮捕された。
今年のアーザル月9日(西暦2014年11月30日)の朝、男女の叫び声がシャーレザー県のとある地区で鳴り響いた。隣人たちは大声を聞いて家の外に出ると、驚くべき光景を目の当たりにした。彼らはある男が自分の妻の顔に酸をかけて、逃走するのを見たのである。激しい痛みにもだえ苦しんでいた不運な女性は、すぐに水で顔を洗い流した。
この痛ましい犯罪が起きてすぐに、警察と救急に一報が入り、救急隊員らが彼女を病院へと搬送した。
医学的な検査の結果、迅速に顔を洗ったことで、女性は額部分のみのやけどですみ、彼女は応急処置を受けた。シャーレザー県治安維持軍の捜査官らはまず目撃者に対する取り調べを行い、事件発生から1時間後に、怒りに駆られて犯罪行為に走った男を逮捕、拘置所に収監した。
エスファハーン州副知事(社会問題担当)のキャリーミー大佐は以上のように発表した上で、「怨恨にかられたこの男は供述の中で、家族との間で激しい諍いがあり、そのためにこのような犯罪に手を染め、自分の妻の顔に酸をかけたと述べている」と指摘した。
この発表によると、警察による捜査の結果、酸かけ犯はこれ以前にも、家族と何度もいざこざを起こした過去があり、また常軌を逸した行動に走る傾向にあることが分かったとのことである。
治安維持軍の捜査官らは本件についてより深く調べるため、追加の捜査を予定している。
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( 翻訳者:カサバ王子 )
( 記事ID:36122 )