エジプト:スィースィー大統領、シナイ半島の外出禁止令を緩和
2014年12月09日付 al-Hayat 紙


エジプト:スィースィー大統領、シナイ半島の外出禁止令を緩和

【カイロ:本紙】

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は火曜日、シナイ半島北部における夜間外出禁止令の適用時間を3時間短縮し、午後7時から午前6時までにすると発表した。

 「エジプト・ラジオ・テレビ連合」は以下のように指摘した。「シナイ半島の人々への対応を緩和し、彼らの生計と仕事を支援するため、午後5時から午前7時までの外出禁止令の緩和が敷かれた」。この発表は、大統領とシナイ半島の諸部族長との会議の中でなされた。

 またスィースィー大統領は、「シナイ半島住民の移住活動を容易にするため、出来る限り早期に新たなスエズ運河の掘削を終わらせる」と付け加え、そして「掘削とトンネル建設を終了させるために設定された期間を短縮する」と明らかにした。

エジプトの治安当局は、「アル=カーイダ」の流れを汲む「アンサール・バイト・マクディス」による「テロ」攻撃の影響で、シナイ半島北部に夜間外出禁止令を出していた。またシナイ半島北部では、「イスラム国」組織に忠誠を誓い、「シナイ州」と改名した集団の隠れ家があることが予測され、多くの地域に軍備増援が行われたていた。

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( 翻訳者:倉持 由貴子 )
( 記事ID:36156 )