ドル高、さらに―今年最高値
2014年12月12日付 Hurriyet 紙


本日(12日)インターバンク市場でドルは1ドル2,27 TL (約111円) で始まったが2.31 TL (約113.86円)を超えた。1ドル2,3116TL (約113円)となり1月29日以降の最高値となった。

ドル高は加速度を付け続けている。ドルは世界規模、特に先進国の通貨単位に対して高値を付けているが、昨日(11日)発表されたアメリカの小売売上高と失業保険申請件数、及び本日(12日)発表された生産者価格指針(ÜFE)データがアメリカにプラスであったため一層ドル高となった。

1ドル2,27 TL (約111円)で始まったが、この展開により2,28TL (約112円)となったため、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領がトルコ商工会議所連合(TOBB)の会員に向け金利を下げなくてはならないと強調したことでドル高を促進させ、17:35には1ドル2,3116TL (約113円)に達し、1月29日以降の最高値を付けた。最近では2014年1月29日に1ドル2.3198 TL (約114円)を付けていた。

■株式市場は下落が加速化、利率は上昇

一方、株式市場では83,000ポイント安で後場の取引を終えた。ドル高と市場金利高により、特に銀行株の下落が激しくなる一方、株式市場は1.76%安の83,226ポイントで終えた。債券利率は8.18%から8.28%に上昇した。

■米連邦準備理事会(FRB)を注目

特に12月16-17日に予定されている米連邦準備理事会(FRB)の会合への期待でドル高が続いている。この会合でFRBが金利を上げることに関して 「妥当な期間後」という表現が省かれるかどうか、早い段階での金利の上昇が議題に上りうるかが討議される。これに加えて国内の政治の舞台で増加する圧力もドル高を加速させている。

(以下略)

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:36184 )