パレスチナ:ガザで若者の自殺・自殺未遂が増加
2014年12月22日付 al-Hayat 紙


■西岸地区で青少年の自殺が増加…警察が警戒を促す
【ラーマッラー:バディーア・ズィーダーン】
西岸地区における自殺件数は、2012年は5件だったのが、2013年には19件、2014年には今月初めまでで27件と増加の一途を辿った。今月発生した別の2件はこの記録からは除かれており、現段階ではまだ自殺であったか否かが疑れている状況で、事件が確認されてからしばらくした後も公式の記録には含まれなかった。

「自殺未遂」件数もまた高い数字を記録したが、パレスチナ警察による最新の統計によると、今年の自殺未遂件数は312件であり、一昨年の416件、昨年の485件に比べ減少した。パレスチナ警察はこれについて警鐘を鳴らした。

 パレスチナ警察は関係する各方面に向けてブレインストーミング形式の会合を設けた。同会合の出席者らは、ガザ地区における自殺および自殺未遂の件数を指摘した。また、エルサレム同様パレスチナ当局の統治が事実上機能しておらず、エルサレムにおける自殺および自殺未遂の件数はガザよりも高い可能性があることが指摘された。さらに、この数字は国公立病院に届け出があった事例から、自殺または自殺未遂事件として法的に警察が受理した後に、警察内部で公式に記録されたものであり、西岸地区にある民間病院(での出来事)に関しては、遺族が刑事事件ではなく自殺または自殺未遂であると申し出ない限り、(公式記録の)管轄外になることが指摘された。特に、警察の統計によれば、全体的に見て若者が自殺者の中で圧倒的な割合を占めている中、若い女性が自殺未遂を犯す若者の中で最も高い割合を占めているという。

(後略)

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( 翻訳者:伊牟田彬裕 )
( 記事ID:36296 )