シリア:食料供給規制の整備により違反した商店が一時閉鎖
2015年01月04日付 al-Watan 紙
■シリア:ハマーで商店7軒が閉鎖、数十件の違反
【ハマー:ムハンマド・アフマド・フバーズィー】
昨年(2014年)12月に、ハマーの商人らの不正を捕える機会があった。彼らは経営する店で、市民とその健康を犠牲にしても、私利私欲のため、検査に違反した商品を在庫一掃セールにかけた。複数の消費者保護監視隊はこれに目をつけており、彼らは複数の市場を歩き回ってそれらの違反をつかみ、違反者らに関して必要な議事報告書を作成した。
ハーリド・ファーディル消費者保護局長は、「食料供給に関する119の規制の整備が昨年(2014年)の最初の3週間で行われた。また、違反していた7軒の商店の閉鎖が県知事の指導で行われた」ことを強調した。また同局長は次のように述べた。「同様に、36の食料供給規制の整備が、食料供給と価格設定に関する2000年の22の法律に基づき、27の食料供給規制の整備が、不正と偽装に関する2001年の47の法律に基づいて行われた他、供給管理局の研究所で検査する目的で、様々な材料の中から56のサンプルが選び取られ、それらが必要な仕様に適合、遵守していることが確認された」。
また、ビスケット製造工場が、消費期限切れの食材を所持していたことで、必要な規制の整備の後、1カ月の間、閉鎖された他、タイム(ハーブの一種)の製造・袋詰め工場も15日間閉鎖された。選びとられたサンプルが、研究所の分析によって、バクテリア検査を通過しないことが判明したためである。サッヤーラートやカターイフ(いずれもお菓子の一種)を製造する店も、パイ用ではなく食料用の小麦粉を使ったため、15日間閉鎖された。
パンケーキを製造する店も同様の違反によって15日間閉鎖された。また、ある観光地のパン屋は、食料用の小麦粉を所持、使用していたため、食料供給の規制整備の後、1カ月間閉鎖された。同店では、食料用小麦粉の袋が20個発見された。その他、食肉解体処理店が、雌羊の屠殺に関する違反のため、15日間閉鎖された。
ファーディル局長は、次のことを強調した。複数の消費者保護監視隊は、人員が少なく、
その複数の要素と、最新の通信手段及び機器を緊急には必要としていないが、あらゆる食料供給違反を監視し、違反者に対して法律を適用するために、全ての必要な措置を取った。これにより、市民からの苦情を常時受け付け、法的手段でそれに対処する準備ができている。
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( 翻訳者:細谷文乃 )
( 記事ID:36439 )