チュニジア:アメリカ製軍用機受領、ヘリコプター8機購入
2015年01月09日付 al-Hayat 紙

■チュニジア、アメリカ製軍用機を受領、ヘリコプター8機を購入

【チュニス:ムハンマド・ヤースィーン・ジャラースィー】

チュニジアは昨日、アメリカ合衆国と締結された軍備取引枠内で、テロとの戦いにおいてチュニジア軍の戦力を強化するための兵站や軍事装備と共に、軍事輸送機を受け取った。また、ハビーブ・サイド新首相は第二共和政時初となる政府樹立に向け、政治的諸勢力との協議を続けた。

チュニジアのガーズィー・ジャリービー国防大臣は、昨日の記者会見で「多目的武装軍用ヘリコプター8機の購入に向けたチュニジア軍とアメリカ軍との契約」が締結されたことを公表するとともに、この契約はチュニジア陸軍の戦闘能力と兵站を強化するであろうと述べた。

軍機を製造するアメリカの「ロッキード・マーティン」社との契約によって、チュニジア軍は、国防大臣とジェイコブ・ウォーレス在チュニジア・アメリカ大使の立会いの下、アウィーナ地方の空軍基地で、軍事と民間両目的に使用される「C-130J」型の軍事輸送機を受け取った。またチュニジア軍は去年8月に、高速ボート、夜間望遠鏡、兵站設備を受け取っている。

ジェイコブ・ウォーレス在チュニジア・アメリカ大使は、チュニジアに軍用機を渡したことは「両国間の深い戦略的協調を表す」とし、合衆国は、テロならびに密輸等の不正取引との戦いや、国境防衛においてチュニジア軍を支援する用意があることを改めて強調した。

またアメリカ大使は、アメリカが「テロとの戦いや開発の分野で、チュニジア側への支援を継続する」ことを確認した。

(後略)

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( 翻訳者:増澤奈央 )
( 記事ID:36486 )