ソーシャルネットの明日
2015年01月13日付 al-Hayat 紙

■将来のソーシャルネットワークは空気と同様になるか否か?

【アフマド٠マグリビー】

ネットワークの未来については、様々な分野でデジタル問題に関心のある人々が発する実に多様な意見がある。それらの意見は、二色の線を両極とする幅広い位相の間に散らばっているとみなすことができる。一方には、ソーシャルネットワークの未来に付いての楽観的な見方にあふれるピンクや紫色といった線がある。それは、インターネット全体の未来をソーシャルメディアが描く、それどころか「ウェブ」はソーシャルメディアネットワークと完全に同一のものとなるという見方である。

この点を広い視野でみてみると、インターネットは、それなしで過ごすことが不可能な、人間の日常生活の一部となったと言える。つまり「コミュニケーション」が基本的な物事となったことを意味している。このことは、エジプトの思想家、故ターハー•フサインの言葉「知識とは、水と空気のように必要不可欠なものである」を想起させるが、現代の私たちでいうならば、電気について同様に考えるであろう。

電気なしの現代社会を想像できるだろうか?電気エネルギー源ぬきで国家は存在できるだろうか?電気は自然物ではないことを忘れてはならない。電気は技術の産物であり、様々な国々、社会、個人を結ぶネットワークを通じで流れるものである。現代も未来も電気なしには想像できない。なぜなら電気なしには生きていけないのだから。

インターネットもそのような方向に進むと考える人々がいる。電気に源と労力が必要なように、情報は、人間の頭脳と生活を明るく照らし啓発する。おそらくそう遠くない将来、インターネットは、電気に比肩するものとなるだろう。

(後略)

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( 翻訳者:宮﨑愛 )
( 記事ID:36518 )