世界中から集まった1千700万人のシーア派イスラーム教徒が、ナジャフからカルバラーへの80キロメートルの途上にいる。内120万人が徒歩でそこへ向かうイラン人である。
120万人のイラン人がナジャフからカルバラーに徒歩で向かっている。それは世界最大の行進における情熱の歩みだ。
今年の巡礼者数は去年に比べて三倍に増加した。同胞たちが国境に問い合わせずに済むよう、4500台ものバスが国境や主要な都市で巡礼者の帰還に備えている。イラクの査証のことを考慮すれば、巡礼者は五日間の内に、長くともサファル月末日(西暦の12月22日)までに戻らなければならない。
アルバイーン(イマーム・ホセイン殉教四十日目の儀式)の日に殉教者たちの長(イマーム・ホセイン)の聖廟の境内で、最も偉大な宗教的英雄叙事詩を詠むために、世界中から1千700万人のシーア派イスラーム教徒が、ナジャフからカルバラーへの80キロメートルの途上にいる。
この間、イランの信仰熱心な巡礼者たちは、この年間行事の行進の中で存在感を際立たせている。今年は120万人以上の巡礼者の参列が見られた。彼らはアルバイーンの行進に参加するため、道中の数々の困難を乗り越え、心を同胞の地に委ね、旅の苦労を引き受けているのだ。もちろん、この数字は、国境を通過できた巡礼者のみを示しているだけである。この他に輸送能力あるいは出入国サービスの限界によって、この行進に参加を望んでもできなかった何十万人もの巡礼者がいるのである。数日前にアルバイーン管理当局によって、メフラーン、シャラムチェ、チァザーベの三つの国境における激しい交通渋滞について多くの告知が配布されたが、カルバラーへの出発を希望する者たちの数は連日増えており、国境のアルバイーン巡礼者数の総計は120万人を超え、前例のない数の巡礼者をカルバラーとナジャフで登録したことを巡礼参詣庁が伝えている。
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( 翻訳者:8410141 )
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