■パレスチナの報道現場、2014年は最悪な年に
【ガザ:本紙】
2014年度の報告によると、2014年は、パレスチナにおいて報道の自由が最も深刻で最悪な形で侵害された年であった。特にガザ地区では、17名のパレスチナ人ジャーナリストが死亡、その他110名の負傷したほか、42名のジャーナリストが逮捕や拘留措置、尋問を受けた。
パレスチナでの報道・表現の自由に関しての報告発表のため、昨日(15日)、ガザ市内の「自由メディアドーハセンター(DCMF)」本部で開かれた記者会見の中で、同センターは、昨年、パレスチナで「イスラエル占領軍とユダヤ人過激派入植者たちは295件の侵害を犯した」と伝えた。
また、「これらの侵害の最も顕著なものは、17名のパレスチナ人ジャーナリストの死亡と、その他110名の負傷、42名のジャーナリストに対する逮捕や拘留措置や尋問であるとし、取材活動や移動の禁止、住居とメディア機関への襲撃や、取材用機材の押収に加え、侵犯はテレビ・ラジオ局やウェブサイトへの侵入や住居やメディア組織の破壊、活動の打ち切りにまで及んだ」と同センターは付け加えた。
また、2013年度の年次報告では、約159件の犯罪行為が記録されていることを同センターは明らかにした。その中の最も目立ったものは、ジャーナリストのマフムード・アーディル・ティティ氏のイスラエル占領軍の銃撃による殺害や、79名のジャーナリストの負傷、59名のジャーナリストの逮捕・拘留・尋問で、その他の侵害行為も多く行なわれた。
(後略)
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( 翻訳者:福島大智 )
( 記事ID:36586 )