二つ目の原因は、男性の浮気です。夫が浮気をしていると気付いたとき、女性は他の男性と関係を築くことで、夫に復讐するのです。

〔男性の側が〕粗暴な態度を取ったり、暴力をふるったり、怒りをぶちまけたり、といった対応を取ることも、妻は夫と関係を断ち、裏切り行為を働く原因となります。

続いての原因は、女性の情愛や感情の面での欲求が満たされないことです。男性は性格上の違いから、自分の感情を表に出そうとしません。男性は、自分は妻を愛しているのだから、それだけで十分だと勝手に思い込んでいます。ところが女性は、夫から「愛している」という言葉を聞きたがっているのです。こうした性格の違いは非常に大きく、男性は女性の感情面での要求に気がつきません。そして女性が〔自らの願望実現に〕挫折すると、自らの情愛の面での欲求を満たすために、他の男性との関係に走ってしまうことも、決してありえないことではないのです。

夫側の自身の親兄弟への依存、あるいは彼らの〔男性への〕物理的、心理的、精神的存在があまりに大きいために、〔家庭生活や子供の養育についての〕決定力が夫から奪われ、妻を袋小路に追い込み、ついには彼女が愛情やコミュニケーションの面での関係を〔夫との間で〕断ち切ってしまうこともあります。こうしたことも、家庭外の世界との関係構築を〔妻が〕考えてしまう原因となるのです。

物質的な不足もまた、妻が浮気をする原因の一つです。男性が妻に対して必要な物質的援助をしないと、彼女はそれを満たすために、他の男性と関係を持ってしまうのです。

妻のそばに夫がいないことも、浮気を生じさせてしまいます。夫が不在がちだと、女性は徐々に情緒的・精神的な空虚感を抱くようになり、この空虚感を埋め合わせる目的で、女性は自らの気持ちに応えてくれそうな人物のもとへと走ってしまうのです。

女性はときに、職場において他人との間で有するようになった社会的関係の中で、過ちを犯すこともあります。つまり、〔職場にいる同僚たちと仕事の上での〕協力をしている間に、彼女と他の男性との間で情緒的な関係が生じてしまい、それが原因で、その男性と自分の夫および夫との生活を比較してしまうようになります。そして彼女が夫の欠点を受け入れることができないと、過ちが生じてしまうのです。